1歳のお誕生日に麻疹ワクチンを!

お子さんの健康を願うすべてのお父さん・お母さんへ
 はしか(麻疹)は子どもにとって重大な感染症です。日本ははしか対策の後進国でワクチンの接種率が80%前後と低迷し、各地で毎年のように流行が繰り返され、世界中から「はしかの輸出国」として非難されています。そして、はしかにかかった子の中には肺炎や脳炎で後遺症を残したり亡くなった子もいるのが現状なのです。
 はしかはワクチンの接種率を95%以上に維持できれば、流行を阻止することができます。皆さんの可愛いお子さんがはしかにかかることを防ぐだけでなく、まだ接種していない1歳前の赤ちゃんが流行の中で命を落とすのを防ぐことができるのです。そして、日本全国すべての地域で「はしかゼロプロジェクト」が実を結べば、欧米のように国内からはしかを排除することが可能なのです。
 私たち小児科医の有志は、そのために立ち上がりました(2003年4月はしかゼロ対策小児科医協議会設立)。青森県の取り組みはまだ端緒についたばかりで、すでに全国の動きから大きく遅れをとっています。私たちはあらゆる方面に働きかけて、子どもたちがどこに生まれても等しく健康に育つ権利を持っていることを訴えていき、はしかゼロの青森県を現実のものするために取り組んでいくことを皆さんにお約束します。
 そして、皆さんにやっていただきたいことはただ一つ。「1歳になったらできるだけ早く麻疹ワクチンを!」

くば小児科クリニック 久芳康朗

はしかゼロ対策
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