毎年春先にはやりやすい風疹ですが,今年も3月頃から保育園などを中心に幼児〜小学校低学年の児童の間で流行しだしているようです.当クリニックでも毎日3〜4人位受診しており,まだ減ってくる傾向はありませんので5月いっぱいくらいは注意が必要なようです.
風疹はほとんどは軽くすむ病気ですが,合併症が全くないわけではありません.また,定期接種の一つとして予防接種が受けられますので該当年齢の方はお忘れなく.風疹の予防接種の副反応について報道があったので心配される方が多いようですが,副反応をおこしやすいのは主にゼラチンにアレルギーを持つ子のようですので,ゼリーなどで体に発疹が出たことがあるような場合は接種しない方が良いでしょう.その他の子には麻疹の次に接種するようお勧めしています.
風疹については,遅ればせながらパンフレットを用意するようにしますのでご覧下さい.今年の流行状況のグラフもそちらに載せておきましたので参考にして下さい.
赤ちゃんが産まれたら乳児健診の無料券を2回分もらっているはずです.その表紙には3〜6か月と9〜11か月に受診するように書かれていますが範囲が広くていつ受けたらいいのかわかりにくいと思います.
一般的に,発達などをチェックしやすい月齢は
4か月(首が坐る,追視,あやすと笑うなど)
7か月(お坐り,寝返りなど)
10か月(つかまり立ち,ハイハイなど)
とされています.その他に,最初のチェックの1か月(そこで心配な所見がある場合は2か月)と,片言と一人歩きが目安の12か月(お誕生健診)まで続けてみられれば理想的でしょう.このうち2回しか無料でできないので,青森県にもう少し頑張ってもらいたいところ.ちなみに宮城県では2か月と8か月が公費.福岡市では4か月,10か月,1歳半,3歳の公費に加えて,1か月,7か月,12か月の個人負担の個別健診をシステム化しています.
そういうわけで,青森では無料分を何カ月でと言い切れないのですが,もし受けるときには上に書いたきりの良い月で受けるようにしてみましょう.それから,1歳の誕生日になると無料券は使えなくなってしまうようですのでご注意下さい.
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気管支喘息(以下喘息と書きます)と言っても軽い子から重症の子まで様々ですが,症状が殆どないという時期が少なくてしょっちゅうせき込んだりゼコゼコしているような場合は,吸入器を1台購入してもらい自宅で吸入できるようにすることをお勧めしております.
喘息だとわかっているのに,発作のときの薬やその他の対処方法を持ち合わせていないとしたら,何も治療していないのと同じことです.吸入器を持つことは,喘息の治療を行う上で大きな武器となります.適切な使用方法を心がけてもらえれば,自宅で吸入することには抵抗を感じる必要はありません.また,予防薬(コントロール薬)のインタールという薬を使うことは喘息の治療のはじめの一歩なのです.保険がきかないので費用はおよそ3万程度かかりますが,年末の医療費控除をうけることができます.また,喘息の子に何日も苦しい夜を過ごさせることを考えれば決して高い買い物とは言えないと思います.
また,喘息ではないけれど風邪を引くとゼコゼコしてすぐ苦しくなり,痰が切れない状態がつづく「喘息性気管支炎」の場合でも,喘息の子と同じように自宅で吸入することは効果的ですのでご相談下さい.
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皆さんこんにちは.看護婦の久芳裕子です.実は助産婦でもありまして,市民病院で妊娠〜出産〜育児という母子保健に携わってきました.これからは自分の子育ての経験も生かしながら,できるだけ皆さんと色々お話ししていきたいと思っていますので,お気軽に声をかけて下さい.
ところで,当クリニックでは待ち時間を少なくするために,一般の診療も予約制を原則としております.予約なしで直接来院された方は順番が後になってしまうこともありますので,ご面倒でも来院前にご予約下さい.また,14時〜15時は予防接種と乳幼児健診の時間となっており,風邪などの患者さんは15時頃まで別室でお待ちいただくことになってしまいます.症状の重い患者さんは別として,できるだけ15時以降の予約にしていただくようご協力下さい.
開院したばかりで不慣れな面も多々あるかと思いますが,お気づきの点がありましたらどんどん教えて下さい.そして,子育てに頑張っている皆さんの応援をしていきたいと思っておりますので,これからもよろしくお願いします.(ゆうこ)
○「赤ちゃんってふしぎ」 橋本剛太郎著 医歯薬出版 1300円
福井県のはしもと小児科クリニックの橋本先生は「ホームケアガイド」の著者の1人としてもお馴染みですが,先日新しい本を送ってきてくれました.楽しい絵と一緒にとってもわかりやすく小児科医から新米ママさんへのメッセージがまとめられています.待合室に置いておきますので,待ち時間の間に詳しく目を通すのは無理かもしれませんが,手にとってちょっとながめてみてはいかがでしょうか(本の宣伝のパンフレットも送られてきたのでご自由にお持ち下さい).
また,待合室(畳コーナー)には他にも次のような本を置いておりますので参考にしてみて下さい(☆印は特にお勧めの本).
○「お母さんに伝えたい 子どもの病気ホームケアガイド」☆ 日本外来小児科学研究会編著 医歯薬出版 2000円
家庭でのケアを中心に書かれたパンフレット用の本で,当クリニックのパンフレットのタネ本でもあります
○「ダメなママでもいいじゃない 元気で育児の薬箱」☆ 子育てネット著 学研 1000円
○「子育て相談Q&A」 巷野吾郎/監修 日本小児医事出版社 1300円
○「患者・家族のための【くすりと賢くつきあう本】赤ちゃんとこどものくすり」 小林昭夫 保健同人社 1350円
○「はじめての母乳育児と心配ごと解決集」 指導/山内逸郎 婦人生活社 1200円
○「アトピーが苦にならなくなる本」☆ 金敦子編著 学陽書房 1545円
○「小児ぜんそくを治す本」☆ 山本淳 主婦と生活社 1100円
○「ぜんそく改善読本(原題:Breathing Easy)」 ジェネル・スバック-シャーブ著/飯倉洋治訳 メディカ出版 3200円
○「すやすやどんぐり」 フジテレビポンキッキーズ編 竹書房 1300円
○ゴールデンウィーク中の診察予定
4/28(日) | 休診 |
4/29(月) | 休診 |
4/30(火) | 通常通り診察(午後乳幼児健診あり) |
5/1(水) | 通常通り診察(水曜日なので12:30まで) |
5/2(木) | 通常通り診察(午後予防接種あり) |
5/3(金) | 休診 |
5/4(土) | 休診 |
5/5(日) | 休診 |
5/6(月) | 通常通り診察します(午後予防接種あり) |
○その他の休診日:日曜・祝日以外はありません
○休診時間:小学校のツ反・BCGのため不在の時間があります
(院内の健診・予防接種は時間をずらして14:30頃から施行します)
5/8(水) | 13:15〜14:30頃 | 青潮小ツ反 |
5/10(金) | 13:15〜14:30頃 | 青潮小ツ反判定・BCG |
5/29(水) | 13:15〜14:30頃 | 白銀南小ツ反判定・BCG |
*この他に夕方から講演会などで市内に出ている場合もあります
が,携帯電話で連絡はとれるようにしております.
(詳しくは診療案内のパンフレットをご覧下さい)
○休日夜間急病診療所の当番予定
5/19(日) | 18:00〜23:00 | TEL 0178-**-**** |
○厚生省「離乳の基本」が15年ぶりに改正されました
(詳しくはホームページをご覧下さい.ひよこクラブ4月号にも記事がありました)
○GWあけに待合室にもマックを1台置く予定です
(ホームページをみられるようにしますので,ご自由に触ってみて下さい.)
○玄関脇のファックス(電話)もご自由にお使い下さい
(処方箋をかかりつけの薬局に流しておいたり,タクシーや迎えの車を頼んだりするのに使って下さい.もちろん無料です.)
開院以来1か月が過ぎましたが,GWをはさんで混雑しはじめ,待ち時間が気になるようになってきました(嬉しい悲鳴を上げております).スタッフからのコーナーにも書かれているように,市内のどこでも採用していない電話予約制ですが,上手く機能してくれるかどうかはもう少しやってみないと何とも言えません.ご要望などありましたらお伝え下さい.今月も堅苦しい記事が中心になってしまいましたがご勘弁下さい.ではでは.
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