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会議室:「くば小児科BBS」

匿名投書

発言者:くば
(Date: 2000年 2月 22日 火曜日 17:25:20)


皆さんのところ(といっても地元の方だけですが)に、18日の新聞はまだ捨
てられずに残っていますか?

地元紙の投書欄について、こんな文を書いてみたのですが、投書すべきかどう
か、明日まで悩んでから決めたいと思います。

一部、角が立つ内容が含まれているもので。。。

(ここに公開してしまったら同じだって? まぁ、そうでもないでしょう)

多分投書しても掲載されないだろうけどね、、、こういうのって、周期的に
やってくるビョウキみたいなものだろうか?

なお、この件に関しては裏BBS、じゃなかった「八戸Talk」の方でも取り上
げたいと思います。ご意見があるけれども、全て公開では困るという方は、そ
ちらの方にご参加いただければと思います。

新聞と読者の良識が問われる匿名投書


くば さんからのコメント
(2000年 2月 23日 水曜日 17:30:42)

ここまで書いておいて、掲載されると角が立つから投稿しないというのも矛盾
しますから、先ほど投函してきました。。。


ナビ松死守 さんからのコメント
(2000年 2月 23日 水曜日 23:36:10)

匿名希望の者です(笑)。100パーセント立場が違うので、これはもうオフ会でも
するしかないですな(^_^)v。結論だけを言えば、(特にネット上では)匿名社会の拡がりは必然ということ(是非論で済む問題では無い)と、
月光仮面は名刺を置いていかないとうことですな。当方のコラムを明日にでも
アップしますので
見にきて下さいませませ(謎)。


くば さんからのコメント
(2000年 2月 24日 木曜日 10:44:03)

ども。で、

>(特にネット上では)匿名社会の拡がりは必然ということ
>(是非論で済む問題では無い)

いやいや、そうではなくて、ネットにせよ何にせよ匿名の部分はあっても良い
し、もちろんなくすことはできませんが、匿名にすることによる弊害は当然で
てくる。新聞の投書はそういった不確かさを少なくするために実名を原則にし
ないと、極端な話こだま欄がネット上の掲示板状態になってしまうわけですよ
ね。匿名は一例も認めないというつもりは最初からありませんが。

>当方のコラムを明日にでもアップしますので

もう忘れてるのかなと思っていたら、、、今みてみたらまだでしたけれども、
お待ちしてます。

>月光仮面

やはり私よりも年上なのかもしれない、、、
では、これはどうだ。「けっこう仮面」(←自分で書いていてちょっと恥ずかしい)

>これはもうオフ会でも

場外バトルですね。望むところなり。
八戸Talkのメンバーがもうちょっと増えたらと思ってましたが、新患、間違え
た新歓をかねて、考えましょうか。


くば さんからのコメント
(2000年 2月 25日 金曜日 19:07:57)

こちらにまとめさせていただきますね(勝手引用失礼)。

>くば殿。匿名擁護派として、「それゆけインターネット」をアップしたはん
>で(したから<津軽>)見でけへ(見て下さい)。
>あんまし答えになってねえど思うんども、基本的に、絶対匿名禁止っていう
>ことでなければ、あどは、個人の価値観に任せて構わねぇんでねべが(構わ
>ないのでは)。
>へだくさく(下手に)実名だの肩書きだのみせられれば、かえって、余計な
>バイアスかかってまう(かかってしまう)場合もあるんでねべが?まんず、
>新聞さ載ったら続きやるべしな(やりましよう)。

まだ連絡ないからやっぱりボツかな?

で、これまた引用というか二重投稿ですが、

よんだよ 投稿者:くば  投稿日:02月25日(金)19時04分37秒

いつもながらの筆の冴え、ニヤニヤ笑いながら読ませていただきました。
 (←誉め言葉ですので、念のため、、)
98%大賛成。いや、95%か、90%かな、、、残りの数%は、向こうでね。
簡単に書くと、月光仮面は実はいないんですよ。。。サンタさんはいるけど。

お腹がすいたので続きは後で、、


それゆけインターネット第9回


ひでしくん さんからのコメント
(2000年 2月 28日 月曜日 13:01:54)

あのう、私 もうちょっと北の方に住んでるものですが、
匿名性の話では、
確かに新聞投書での匿名性は某電力会社の世論操作などもあり、うさんくささ
は免れません。しかし、匿名でないと投書できない立場もあると思います。
また、立場がない場所でしかできない討論もあるのでは、さらに本音がでる
のが、匿名ではないかと、思うのです。
私は昔から、いろんな人を批判してきましたが、最近では立場上で批判
できない人もいるんです。でも、匿名での苦情の電話は受け付けていません。
名前を名のらないのも卑怯なんでしょうが、名のったら言えない。
のが、日本の社会じゃないでしょうか?会社などの組織に属することは
自分に手枷足枷をすることなんでしょうね。でも、責任をとれる立場の人間
かどうかで提言や批判は効力も大きく変わってきますし。
ちなみにここでもそうですが、私は今は匿名です。今、匿名でなくても
意見を述べれるように仕事の範囲を広げています。
つまりは「研修」でなく「仕事」として八戸に行けるように、ということです。また、「ごますり団子」食べたいです。(しまった!岩手か!)
生意気なこといってすみません。んだば、したっけね。


くば さんからのコメント
(2000年 2月 28日 月曜日 16:44:34)

いらっしゃい。会社社会だけでなくて、八戸のように極端に狭い地域社会(本来
はもう少し広くて自由があっておかしくない規模なのですが)の中での個人の
自立という問題は、非常に奥が深い、ポイントをついています。

で、ナビ松さんへの返事を含めて、書きかけのものがあるのですが今日中には
まとまりそうにないので(夜はまたしても医師会の会合)、一両日中に続きを
掲載したいと思います。その間に、皆さんのご意見を更に募集したいと思いま
す。


くば さんからのコメント
(2000年 3月 1日 水曜日 21:29:03)

お返事の続きを書いているのですが雑事に紛れて進んでません。で、本筋から
少しだけ離れるかもしれませんが(実はそこが本丸なんだけど)、今月号の
Amuseの藤さんの中辛エッセイをご覧下さい。普段買っていない人は立ち読み
でOK(できれば買ってあげて)。そんなもの売ってないという地域の方は
、、、どうしましょうか。

ともかく、言いたいことが全部書いてある。久々に溜飲が下がりました。

八戸の全ての人に読んで欲しい、必読の一編です。

Amuse


くば さんからのコメント
(2000年 3月 10日 金曜日 18:14:06)

#別のスレッドになっていましたがこちらにまとめさせていただきます。

「ごめんなさい、やっぱり変えます。」

発言者:ひでしくん
(Date: 2000年 3月 7日 火曜日 23:58:29)

------------------------------------------------------------------------
ごめんなさい、意見を180°変えます。

匿名投書、反対です。名乗らずに意見をいうのはやじといっしょだ!!!
理由1、以前、某電力会社で原発に賛成の投書をしろとの会社からの指示が
問題になりました。匿名で投書することにより、世論の操作を図ったのです。
こうなると、全ての匿名投書が利害関係のある会社、団体からの意見に
思えてきて、どんな投書・発言も裏を読んでしまいます。
理由2、発言は実行能力の有無が意見を有効にする、ものであって
どんなに立派な意見でも外からのヤジでは私は聞きません。
例えば、その地域の問題はその地域に住む人しか解決できないのです。
これは、ニュースで批判だけするキャスターに言いたいことですが。
意見をいったら自分で実行しろ!と思います。
ただし、ネット上ではプライバシーで犯罪もあるようですので、
匿名しかだせない場合が多いのでしょうけど。

ごめんなさい、最近ちょっと仕事上のことで、「やってらんねえや!」
ってことがあったもので。自分の考えを職場でも言ってやろうと思って
るんです。勤め人のつらいとこ・・・とあきらめる必要はない、と。
自分の考えで、自分の責任で仕事をしようと思っています。
こんなことを言ってたら出世できないのでしょうが。(笑)
ちなみに、私は八戸で言うと「須藤のハゲオヤジ」と同業種です。
北の大きな島のまん中くらいにある「エレキバン」の町に勤めています。
先日、DT紙の吉田局長のさっぱり的を得ない話を聞きに
八戸まで行きました。その下調べで「ナビ松」さんにお世話になったのですが
その後もチェックしていると、ここに行き着いたのです。
さて、ナビ松さんの反論をお聞かせください。
生意気いってごめんなさい。
んだば、したっけね。(敬意を表して半分だけ方言にしました)


くば さんからのコメント
(2000年 3月 10日 金曜日 18:20:06)

一つ前の発言に戻りますが、アミューズのエッセイ、読んでいただけましたか?
(と言っても私が書いたわけではありませんが...)
発売期間が終わったら転載させてもらえないか、交渉してみようと思います。。
多分無理だとは思いますが。


くば さんからのコメント
(2000年 3月 12日 日曜日 13:28:32)

「インターネットと新聞という新旧メディアにおける匿名性の問題」(200行)

 ナビ松さんへの返事と一緒に書かせていただきますね。新聞の話とネットの
話がごっちゃになってわかりにくいかもしれませんが、同じ流れの中で分けて
考えてみたいと思います。と思ったのですが、きれいに分けて論じられなかっ
たのでそのまま掲載します。

 >匿名でないと投書できない立場もあると思います。
 >さらに本音がでるのが、匿名ではないか

 そういう議論が出てくるのは予想されたことで、原文にも「そのような場合
があることは理解できる」と書きましたが、ここでは全て匿名でとか全て実名
でということを主張したり、その優劣を比較しようとしているわけではないの
です。

 日常生活の中で抑え込まれている一市民の声を社会に届かせることができる
という匿名の利点も認めた上で、その欠点をもう一度考え直してほしいのです。

 本来は組織に属しているから個人が社会に向かって発言することが出来ない
ということはないはず。なのですが、そうはいかないことも重々承知していま
す。私だって医師会などに属しており、また、狭い地域社会の中で目立つよう
なことをしたり書いたりすれば、極端な話、本業に差し支えることは充分考え
られるわけです。

 のですが、それは決して健全な姿ではなく、また、新聞投書は、一つにはそ
こは内部告発(チクリ)や名指し(にしなくても地元の人にはわかる)の非難
の場ではなく、二つ目としては、社会の不健全さを助長するのではなく是正す
るような働きを演じるのが新聞という「公共の」メディアの役割のはずです。

 このような、新聞のような限定されたオールドメディアを通じてではなく、
一般市民が直接社会に声を届かせることができる手段として、インターネット
は圧倒的な利点を有しているのはどなたもご存じの通りで、まさに情報通信の
革命だったわけです。上手く使えば匿名の大衆の意見を吸い上げるのに非常に
有効な手段で、本来、ネットワークの向こうにいる大衆は、アメリカの大統領
選挙で勢力図を書き換えたような潜在的なパワーを持っているのですが、その
ようなポジティブな使われ方は現実にはさほど多いとは言えません。

 大成功のアリゾナ州オンライン投票 (HotWired Japan)
 http://www.hotwired.co.jp/news/news/3839.html

 パソコン通信の時代にもネットワーク社会は芽生え、発展してきましたが、
インターネットというメディアにより圧倒的な広がりを得ることができました。
が、ネットワーク社会が持つDark side of the Moon、匿名のメディアの不健全
さもそれに比例して拡大され続けてきました。

 昨年の東芝の問題は記憶に新しいところですけれども、あのとき「このケー
スでは東芝ザマアミロと言いたくなるのですが,よく考えてみると難しい問題
をはらんでいるんですね.医療関係でも,いわゆる『問題サイト』が存在して
いるのはご存じの通りで」と書きました。その「難しい問題」は更にエスカレ
ートしているのが現状です。

 News23 多事争論 7月15日(木) 「ホームページ」
 http://www.tbs.co.jp/news23/taji/s90715.html

 例えばこんなサイトがありますが、夢中になって読み出さないように注意し
て下さい。

 怪文書保存館
 http://www.hehehe.net/library/

 医療関係では設立母体を明記せずにオンブズマンや医療監視を名乗った「ゆ
すりたかり」ページが複数登場して問題になっています。先日、国内の多数の
医療機関に医療監視市民オンブズマン(METSCO)から文書が送られてきました。
これは「民間で医療監視を実施し不正を告発していく」というものだというこ
とですが(http://www.iryoukanshi.com)、医療機関が30000円を払って会員
になれば監督官庁には告発しないで当該医療機関への文書指導で済ませるとい
う代物でした。

 一方、日本インターネット医療協議会(JIMA)のように自主的にネット上の
医療情報の信頼性を確保しようという動きも出ています。私自身はこの団体に
まだ参加していないが、次の記事に出てくる三谷氏や西藤氏とも面識があり、
発足当時よりその動向には注目し続けていました。

 ネットの医療情報、こう使う 「出所」と「質」を十分に確認を(asahi.com)
 http://www.asahi.com/tech/special/19991222.html

 神戸の事件のときに、容疑者の少年の顔写真がネット上に流布されました(
私は確認していない)が、そのときも、自分で自分の首を絞めているのがどう
してわからないのだろうと書きました。あれは3年前。

 石原都知事の「蜘蛛の糸」政策に、庶民の敵の銀行を知事が懲らしめる勧善
懲悪の構図で快哉を叫んでいる都民は、いったんこの手法を許すと最後には自
分のところにとんでもないツケがまわってくるのではないかという疑いが脳裏
をかすめないのだろうか(..私には判断がつきかねますが手放しで賛成とは言
えません)。その是非はともかくとして、「東芝ザマアミロ」と「銀行ザマア
ミロ」が同じレベルであることは間違いないと思う。

 かつてのニフティや現在のYahoo!の掲示板のように、匿名参加の掲示板は時
として無法状態と化して好き勝手なことを書き捨てるとても言論とは言えない
無責任な場になりがちです。ハンドル名を使う場合でも入会基準があってシス
オペがきちんと審査しているところでは少し安心して話せるようになり、逆に
匿名の場では本当に責任のあるきちんとした意見は言いにくくなるのが実状だ
と思います。

 こういったネットワークのネガティブな動きは現実には大した力にならない
ばかりか、一般社会から排除される要因を自分たちで作りあげているのが現実
だと思います。そして、各国の規制の状況をみると、インターネットの最大の
利点を自ら手放さなければならない日が来るのは近いと言わざるを得ません。

 インターネット匿名性の終焉? (HotWired Japan)
 http://www.hotwired.co.jp/news/news/3844.html


くば さんからのコメント
(2000年 3月 12日 日曜日 13:32:09)

(長いので2つに分けました。続きです。)

 もちろん、民主党のテープで何とか金融再生委員長の「配慮発言」のような
暴露がでてくるのはむしろ健全な姿と言え、それに対して直接の規制はできま
せんが、ある程度自分や相手の顔をみせなければ、実りのある対等な議論は行
えません。社会的弱者でもない人が自分を誰だか隠して影響力を行使しようと
するのは、アンフェアと言われても仕方がないでしょう。また、匿名の声は確
かに一つの力になりうるのですが、通常はナビ八BBSやくば小児科BBSに書かれ
たことは空に消えてしまい、現実的な声にはなっていかないのが現状だと思い
ます。

 もう一つ、重要な問題は報道機関による報道被害の問題です。これについて
は詳しくは書きませんが、匿名の告発者による実名報道で人権侵害が生ずる可
能性は非常に高い。というよりも、既に生じていることはご存じのことと思う。
新聞の投書欄においても同じこと。報道機関のモラルには大きな差があり、い
わゆるマスコミの大半はこの点で信用しきれないものであるが、これがインタ
ーネットの世界になると全く収拾がつかなくなる。

  浅野健一ゼミ(同志社大学)
  http://www1.doshisha.ac.jp/~kasano/
  人権と報道・連絡会
  http://www.jca.ax.apc.org/~jimporen/

 月光仮面が今ある世界を変えてくれるというのは庶民感情としては楽しい想
像であるが、それが叶わないから代わりに石原知事に夢を求めるというのはち
ょっと悲しい気もする。ネットワークが現実社会の裏返しと言うよりも現実社
会そのものであるということはナビ松さんも指摘していますが、現実社会の中
で闘っているのは、オウムに対する江川さんや住専の借金や大量の廃棄物の山
と闘っている中坊さんだけではなく、様々なところで声をあげている一人ひと
り名前もあり社会的な立場もある市民であり、匿名の声は影の力とはなりうる
が、主役とはなり得ないのです。

 この辺のニュアンスが伝わるかどうか、自信がないのですが、例えば青森に
はシャガールのアレコの問題を取り上げているオンブズマン組織があるけれど
も、この八戸にはそういった動きはほとんどありません。その遠因には地元メ
ディアの在り方が関わっており、それが地域の言論界の健全な発展を阻害して
いると感じているのは私だけでしょうか。

 →月刊Amuse2000年3月号参照
  http://www.hi-net.ne.jp/amuse/index.html

 ある特定の立場に立ったと思われる意見が実名で出されるのは、それは健全
な姿ですから構いません。中立なる立場からの公正な意見というのはこの世に
は存在しません(もしそうだと称していたらその意見を信じてはいけません)。
ですから、肩書がついていたらそれによって読み方にバイアスがかかるという
のはむしろ逆で、すべからくその人の意見というのはその人自身が依って立つ
ものを反映しているのですから、匿名の意見は場合によっては意図的にそれを
隠していると思われても仕方がありません。

 ここでとりあげた2月18日掲載の「賛否両論のある問題」というのは場外馬
券売場誘致の件ですが、自分の立場を明らかにせずにあたかも一般市民のふり
をして書いた(と思われる)手放しの礼賛投稿を掲載し、またその2-3日後に
も同じようなものを続けて掲載するというのは、投稿者と新聞社がつるんで世
論を誘導しようとしていると勘ぐられても仕方がないと思う(この手法は大新
聞でも用いる常套手段なので普通に読めばそう読めるということで、そうだと
断定しているわけではありません)。

 また別の日には、冬季国体の際に地元への便宜を図ったT議員への感謝をあ
らわすという内容の投書も掲載。またまたその後、現市長が引退するというこ
とを断定した内容の投書を掲載。その後にわざわざ言い訳の断り書きを掲載。
まったく何をかいわんや。こういうのは読んでいて情けなくなりませんか(何
とも思わない方には特にそれ以上主張しようとは思いませんが)。

 勘ぐり過ぎとか批判的すぎると思われるかもしれないが、むしろこういう新
聞に対する市民の監視の目が働いてバランスをとってこそメディアは成り立つ
のであり、常に読者の目を意識していないと、特に地方紙の場合は地元の行政
や企業・商工団体などに批判的な記事が書けない太鼓持ち新聞に成り下がって
しまう危険性が高い(というよりも既にそうなっています)。

 この「くば小児科BBS」は匿名可ですが、もう一つ実名で語り合えるクロー
ズドのネットワーク「八戸Talk」の試みも始まっています。「八戸Talk」は(
隠していましたが実は)こだま欄に対するアンチテーゼとしてつくられたもの
であり、決してなびはちBBSやくば小児科BBSと対立するものではなく、両方の
メリットを生かした形でネットワークをより身近で目に見える形で活用してい
きたいという目的のもとにつくられました。誰が読んでいるかわからないとこ
ろでは、名前を出して本音の意見は書けません。実名で議論に参加するために
は、お互いの顔が見えるクローズドのネットワークがどうしても必要になりま
す。今のところ少人数ではありますがメンバーが集まりつつあるところで、今
後の発展に期待していきたいと思います(..ナビ松さん乗り遅れてるよ、早く
ね)。

 「八戸Talk」のご案内
 http://www.kuba.gr.jp/omake/fc_guide.html

 ここまで書いて、週刊金曜日で私が愛読している永六輔の「無名人語録」の
ことを思い出しました。市井で集めた声をそのまま載せているので、時として
その内容に疑問が残り議論になることもあるが、その大半は多くの人が読んで
うなずき共感できるものであり、国会でも地方議会でも民意を無視した政治を
続けている政治家に強制してでも読ませたいものです。

 このように匿名は使い方によって威力を発揮することもあれば、間違った使
い方で世論を誘導することもある。実名にもリスクはある。そういう当たり前
のことをわきまえた上で、特に新聞のような公共の場で実りのある議論をする
ためには、できるだけ匿名は避けるべきであり、また、ネット上でもそれに準
じて匿名と実名の選択を考えるべきである、というのが私の結論です。(たっ
たこれだけのことを言うためにこんなに長くなってしまった...)

 なお、ひでしさんの「当事者だけしか意見を言う権利はない」というご意見
には反対させて下さい。私はこれを「当事者の論理」と呼んで、かつて生殖医
療の議論の中で批判したことがあったのですが、この次に書きたいと思います。

 News23 多事争論 1月12日(水) 「ヘンだよ」
 http://www.tbs.co.jp/news23/taji/s00112.html


くば さんからのコメント
(2000年 3月 12日 日曜日 14:06:29)

BBS上だと読みにくいしリンクが使えないので、元のページに追加しておきました。

「インターネットと新聞という新旧メディアにおける匿名性の問題」


ナビ松 さんからのコメント
(2000年 3月 16日 木曜日 10:52:31)

それぞれに長所、短所があるというとこまでは、同感ですが、その先が何故
「特に新聞のような公共の場で実りのある議論をするためには、できるだけ匿
名は避けるべきであり。。。」となるんじゃー。イーブンでいきましょうよ
(笑)。
私にすれば、実名で堂々と意見を述べる場が健全であるとうより、匿名の意見
もその内容によって判断されるべきであり、実名と同様に扱われるのが健全だ
と思うんであーる。匿名の投書はかんぐりたくなるとあるが、それには説得力
ある反論をすればよいだけのことであり、問題はそうした反論の機会なり、手
続きが、恣意的に(というか、意図的に)歪められていないかという事だと思
うんであーる。

くどいようですが、くり返して言いますと、要するに何が問題の根本にあるか
というと、くばさんの触れていることにつながりますが、メディアを扱う側
(新聞社、その他マスコミ、掲示板の管理者)の、取扱いの仕方、運営の方針
に行き着くと思います。いくら実名であっても、それを管理する側の扱いに不
透明で恣意的な部分が多ければ、責められるべきは、実名、匿名といったこと
ではないということは明らかだと思うのです。ですから、匿名だけの掲示板の
ような場であっても、管理する側にコントロール能力さえあれば十分実りある
コミュニケーションの場となりえると思うんであーる(なびはちの場合、制限
も多く、極めて恣意的だから除外の事)。

さて、この続きはくばさんがお見合いオフ会を設定してくれるみたいなので、
その場で厳かに話しあわれるのであった。←えっ?そんな約束してないって。
ケチ。。。(笑)。


くば さんからのコメント
(2000年 3月 18日 土曜日 13:54:42)

>さて、この続きはくばさんがお見合いオフ会を設定してくれるみたいなの
>で、その場で厳かに話しあわれるのであった。

難しいことは抜きにして、予定を立てましょうか。
えっ、「お見合いオフ会」? 普通のでしょ、、、


ひでしくん さんからのコメント
(2000年 3月 22日 水曜日 12:37:22)

くばさんのコメントとリンクを見ている内に
「怪文書保存館」でおかしくて、ひっかかってしましましたが。
ううむ、難しくなってきましたね、いづれにしても
管理の側と発言内容次第では、実名も匿名も変わらない、という
ところなんでしょうか。
匿名投書を勘ぐりたくなるのは、きちんと反論をしたとしても
このような意見もあるとされてしまうからです。
民主主義のルールの1つとして、多数決がありますが
そこには少数意見の尊重も含まれており、(政治の場では
ないようですが)意見の多い少ないに限らず、当事者(利害関係のある)
意見も、一般市民の声として、記録されてしまうのも、どうでしょうか?
利害関係のあるなしでも意見によっては、正当なものもあるのでしょうが。
管理者も発言者の意図や利害関係を調査して、公正な議論として
コントロールできれば、良いのでないでしょうか。
公正ではなく公平かな?
あるいは、管理者は意見を持たず、議論を面白がっている、っていうなら
どうでしょう。ネット上なら可能でしょうが、新聞上では
難しいのでしょうかね。利害関係のかたまりみたいなところですから。
しかし、残念ながら新聞の方が現時点では社会的に影響力もあるんでしょう。
そこでの作為的な匿名投書が問題なわけですね。
ちなみに実名で投書をして、掲載された場合、突然、知らない人から
電話がきたり、DMが来たとかにはならないのでしょうか?
実名の怖さはそこにもあるかもしれませんね。