■ くば小児科クリニック 院内報 2003年8月号
● 院内版感染症情報 〜2003年第32週(8/4-8/10)
2003年 第18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32週 インフルエンザ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 A群溶連菌咽頭炎 0 0 2 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 感染性胃腸炎 3 5 4 1 2 3 4 7 6 10 7 9 8 4 4 水痘 2 1 0 0 1 1 1 1 1 0 2 2 2 1 4 手足口病 1 0 0 0 0 1 2 5 1 3 2 3 2 6 3 伝染性紅斑 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 突発性発疹 1 4 2 1 0 1 0 3 3 2 1 0 1 0 1 風疹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ヘルパンギーナ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 0 2 麻疹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 流行性耳下腺炎 0 1 0 1 0 0 0 0 3 1 1 0 0 0 0☆ 手足口病、ウイルス性胃腸炎がまだ散見されます
● 「1歳の誕生日の麻疹ワクチンを!」キャンペーン実施中
全国の小児科医が麻疹(はしか)撲滅のために世の中に向かってあらゆる手段を使って訴えていく運動をしています。その一環として、小児科医が自院のホームページのトップに「1歳の誕生日に麻疹ワクチンを!」と掲げるキャンペーンが始まり、当院も参加しています。
http://www.osaka-med.ac.jp/~friend-2/toku/ima/mashin.htm
● 予防接種情報
1) 二種混合
小学6年生の二種混合が始まっています。学校から案内をもらっていると思いますが、期間内に忘れずに接種しておきましょう。接種期間は8月から10月末までです(八戸市)。
2) 風疹
1995年に法律が改正されて、定期接種として1歳から7歳半まで個別接種できるようになりましたが、当時の小1〜中3の接種率が非常に低く、この年代がすでに妊娠可能な年齢に達してきたため、特例として「昭和54年4月2日生まれ(24歳)〜昭和62年10月1日生まれ(15歳)の男女」は平成15年9月30日までなら無料の定期接種として予防接種を受けられるようになっています。その期限が、あと1か月あまりに迫ってきました。
この歳で現在小児科を直接受診されている方は多くないのですが、お姉ちゃんや従姉妹などで風疹の予防接種をまだ受けていない人がいたら、この機会を逃さずに予防接種を受けておくようにしましょう。
先天性風疹症候群のために18歳で亡くなった方のホームページを紹介しておきます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kani1120/
3) インフルエンザ
先月号に書いたように、2人以上同時接種割引を実施することにします。接種開始は10月中旬の見込みですが、予約は随時受け付けております。詳しくは別紙の案内をご覧下さい。
● 静かで空気のきれいな奥入瀬渓流を(9/13〜9/14)
世界遺産にも匹敵する奥入瀬渓流の素晴らしい自然環境を守り未来につなげていくために、車の騒音と排ガスのない原始の奥入瀬を観光の目玉にしようという動きがあり、今回はじめて規制が試行されることになりました。
「住まば日の本、遊ばば十和田、歩きゃ奥入瀬の三里半」と大町桂月に讃えられたように、渓流沿いの自然歩道を歩くことによってはじめてその魅力を堪能することができます。焼山から子ノロまで14km(約4時間)、全行程の標高差は約二百メートルで、勾配のおだやかな自然探勝路は小学生でも頑張れば踏破できます。この機会に、車のない奥入瀬を楽しんでみませんか。
詳しくは県のHPをご覧下さい。
http://www.pref.aomori.jp/douro/oirase/
○ メーリングリスト休止とメールニュースの若干の変更
こちらも、詳しくは別紙の案内(改訂版)をご覧下さい。
○ 8〜9月の休診日、急病診療所、各種教室の予定
8月は14・15日がお盆休み、30日(土) は学会出席のため休診とさせていただきます。急病診療所当番は8月16日(土) 夜、24日(日) 昼の2回で、9月の当番は未定です。次回の赤ちゃん教室は9月20日(土) です。
○ 第3回 ぜんそく教室「喘息のセルフケア」
日時 9月6日(土) 15:00〜16:00 (14:30〜ビデオ)
内容 喘息のセルフ・ケア 自宅での吸入療法
ピークフローのモニタリング 総復習
お盆も過ぎて秋風が吹き始めると、喘息の子には一番乗り越えなくてはいけない季節がやって来ます。喘息は一直線に治るということはなく、どうしても症状の波が出てきます。毎日の生活の中でこんな時どうしたらいいのか自宅で判断して対処してもらい、良好なコントロールに結びつけていく、そのためのいろいろな手段をご紹介します。そのうちのいくつかは既に始めている人も多いかと思いますが、その場合は知識の確認になります。どちらかというと年長児向けかもしれませんが、小さなお子さんの家庭でも参考にしていただけると思います。
発行 2003年8月13日 通巻第89号
編集・発行責任者 久芳 康朗
〒031-0823 八戸市湊高台1丁目12-26
TEL 0178-32-1198 FAX 0178-32-1197
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