■ 小泉首相に宛てた2通のメール

『外務省ハイヤー券疑惑は犯罪だ・首相は評論家ではない・国民に謝罪すべき』

 小泉首相の言動には就任以来非常に危ういものを感じていたが、この件に関するニュース報道を見て仰天した。首相は評論家ではない。内閣・行政の総責任者ではないか。自分は関係のないような顔をして「綱紀粛正を」などと格好をつけている場合ではない。この件の全貌が明らかになってもそのようなことを言ってられるのか。これは明らかに犯罪行為ではないか。気が緩んだら国家公務員は犯罪を犯すのか。最高の倫理が求められる立場にいることを首相も官僚も忘れてはいないか。幻の人気に溺れてはいるのではないか。即刻、国民に対する謝罪を求めたい。もう一件ありますが別に送ります。

 参考記事 →<外務省疑惑>「綱紀のゆるみ象徴」首相が批判


『首相公選制と規制緩和は全く関係がない・詭弁ではないか』

 小泉首相は、懇談会発足にあたって首相公選制は規制緩和だと言ったそうだが、何でも規制緩和だとか改革だと言えば世論に受け入れられると思っているのか。首相公選制は高度に政治および民主主義の根幹に関わる重要な問題であり、いわゆる規制緩和とは何の関連もない概念である。明らかな詭弁と考えられる。そもそも、小泉首相は森政権を支え続けて野中氏と共に加藤政局を押し潰した張本人であり、たとえて言うならば「A級戦犯」ではないか。そのことには一切触れずに森政権を批判するようなポーズをとりながら「国民の手に政治を取り戻すため」に首相公選制を唱えるとは、呆れてものが言えない。小泉首相の言動や政治姿勢は基本的に信用できません。

 参考記事 →首相公選制:首相の私的懇談会が初会合

2001.07.14

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