会議室:「くば小児科BBS」
はじめて書き込みさせていただきます。5歳の女児の父親です。現在、子供が溶連菌感染症にかかって おります。実はそう診断されたのはこの2ヶ月のあいだに3回目で、隔離が必要といわれ幼稚園にもほとんど 行っておりません。しかしわからないのは確かにノドがはれ菌は発見されたものの、熱も発疹もないのです。 本などには溶連菌は健康な子供ののどにも普通にいると書いてあります(それを先生に質問 したらA群β型はいないんだといわれました)。発疹など明らかな症状もない場合、ふつうの風邪との 区別はどこでするのでしょうか?ちなみに次にまた溶連菌が発見された場合、のどの中に潜んでいるので 扁桃腺を切り取る手術をするといわれております。
くば さんからのコメント
(1999年 6月 29日 火曜日 21:22:55)
直接診ていないので何とも言えませんが,溶連菌感染症は感受性のある抗生剤 を使った場合治療開始後24時間で感染性はなくなると言われております.まあ 足かけ3日と考えればよろしいでしょう.通常の治療期間が終わっても菌が消 失しない場合,どこまで治療を継続するかは判断がわかれるかもしれませが, 腎炎などの合併症がない場合は,手術の判断は慎重に考えたいものです.扁桃 腺(口蓋扁桃)も,大きな免疫器官ですから,伊達にそこに存在するわけでは ありません.反復性の扁桃炎には,漢方薬が効果的な場合もあります. ネット上ではこれ以上は責任のある返答はできませんので,直接受診できると ころでのセカンドオピニオンをお勧めします.