会議室:「くば小児科BBS」
今我が家はお腹の下る&戻すタイプの風邪がはやっています。 私以外義母・奥さん・息子・娘は引いています。私も会社が休みになれば気が緩み引くでしょう。 私の場合、内科よりも耳鼻科に行く癖があります。 喉を焼く?(消毒して貰うこと流血有り)&鼻から薬とうがいで、後は栄養と睡眠でなおします。 娘も、鼻が詰まり、寝れないので、本日は一緒に耳鼻科行きです。 でも奥さんには、意外な様に見られていました・・・(元々彼女は整体で自然治癒派ですが・・・) 小児科の先生的には如何なもんでしょうか? やはり耳鼻科の風邪薬と、内科の風邪薬って違うのでしょうか?
くば さんからのコメント
(1998年 12月 26日 土曜日 21:25:07)
>今我が家はお腹の下る&戻すタイプの風邪がはやっています。 然り 今のは軽症なので、SRSVと思われます >小児科の先生的には如何なもんでしょうか? >やはり耳鼻科の風邪薬と、内科の風邪薬って違うのでしょうか? 世の中の多くの人が勘違いしているのは、そういうことなんです。 (いいですか、ここは本音ですよ。。。^^;) 薬の違いなんて、全然本質的ではありません。もちろん、たまたまよく効いた とか、何日も飲んだのに効かなかったとか、それはあります。 ある程度、経験と所見から判断して選んで出しますが、みんなが素晴らしく良 くなるなどということは、ありえないんです。悪くなる子もいます。 大切なのは、「判断」 といっても、さほど難しい科学的な判断をしているわけではありませんが、、 だから、同じ風邪なのに、鼻が出たから耳鼻科にいって、その続きで咳と熱が でたから今度は小児科に行くとか、あちらの小児科で1週間飲んで良くならな かったんだけど、「あそこの薬が合わないみたいだから」今度はこっちの小児 科を受診してみるとか、そういったのは、あんまり意味はないんです。 同じ「痰が絡んだ咳が夜に多い」という状態でも、治りかけでもう1-2日すると 良くなってくるところなのか、今悪くなってきているところなのか(前者で あっても多くの親は「咳がひどくなってきた」と訴えるので言葉だけでは判断 しにくい)によって、治療もムンテラも違ってきます。 (時として判断を誤り後であわてることになりますが、、、) 話が飛躍しましたが、まあ、そういうことで、、、 風邪のときは、安静第一、薬は二の次。 なお、冒頭の「お腹に来る風邪」で耳鼻科にかかるのは、ナンセンスと言えま しょう(よほど田舎で、何でもみてくれるお医者さんならともかく)。 一番は、「何もしないこと」。我慢して絶食。水分もちびりちびり。 その次は、ひたすらお粥。2-3日目には、ケロっとしてます(多分)。
えの さんからのコメント
(1998年 12月 26日 土曜日 21:38:19)
「古今東西、風邪は養生です。薬はオマケ。おばあさんが 言っていたことを思い出してください」と私は患者さんを 諭します。 ところで、小児用バファリン(医療用医薬品)はどこへ行 くんでしょうね。そこまで、アスピリンの手を縛らなくて もいいのにと思います。循環器バファリンと改名してもら いたい。小児に使えない小児用バファリン。
Mar さんからのコメント
(1998年 12月 26日 土曜日 23:52:23)
なるほど!解りやすい解説ありがとうございます。 私の方は、空気の乾燥なんかで良く貰ってくる喉風邪が多いので耳鼻科で喉を・・・・ッてことが多いのです。 娘さんは、鼻水かが原因で、睡眠不足&食欲不振で家人一同ストレス状態でしたので、耳鼻科に・・と言うことになりました。 (ちなみに娘の方はいつもの鼻風邪?(下り戻し無し)なので、睡眠の確保!と思い一緒に耳鼻科に行きました。 娘と私は鼻水&喉以外はいったて元気。 奥さんの方針で、子供達は薬を殆ど飲んでいません。(自然治癒が良いらしい?) 今の悩みは予防接種をまだ一回も何も受けていないことです。 これは打っておいた方がいいよというのは有るのでしょうか? 息子二歳半 娘一歳。私としてはただなんだし全部受けておけばいいのに・・と思っていますが。 私はどちらかと言えば漢方派なモノで・・・・胃薬はもちろんセンブリです。お灸もします。 薬剤師の義母から色々教えて貰いますが、結局食で直す・・・(断食での体調整や栄養補給) 田舎にいれば、手に入るとちの実(湿布代わり)やヨモギなど体に良い物が手にはいるのに・・・。 しかし、都会の乾燥した空気と田舎の乾燥した空気では、都会の方が肌がかゆくなったり、 風邪を引きやすくなるのはやっぱり、NOxや微粒子のおかげかな?
くば さんからのコメント
(1998年 12月 28日 月曜日 18:19:39)
漢方薬は良いですね。吐き下しの時には、ゴレイサンというのが結構効くんです。 インフルエンザにも良いと思いますが、あまり使いこなしてないので、大きな子 にはもっと使いたいとは思ってます。。。 予防接種→今日は詳しくは説明しませんが、やった方が良いです 後で資料を書きたいと思いますけど、リスク/ベネフィットでいずれの予防接種 も(−ものによって違いますが)大きな差があります (つまり、自然感染の合併症の方がずっと恐ろしいということ) 首都圏は世界的な麻疹汚染地帯で常に小さな流行がくり返されていますから、 何も接種しないのは、ムボウだと思いますよ 多くの親は、罹ってから予防接種しておけば良かったと後悔します 子どもは自分で選択できませんから、親が自分の責任で自由にやるやらないを 決めていいんだ、という論理には無理があると思います (↑わかりにくい文章だけど、わかりますよね) 今の勧奨接種というやや曖昧なやり方の意味(精神)は、そういうことです。 強制ではないけれど、全ての人にお勧めします、親は予防接種のことを納得し た上で接種するようにして下さい。。。わかるかな、この違い 日本は世界で麻疹を根絶できない最後の国になる可能性もありますね。。。 基本的に、麻疹・風疹・水痘・ポリオのように、 中間宿主がない(ヒト→ヒトの感染のみ) 有効な予防接種がある 場合や、エイズのように予防接種はないけれども感染経路が非常に限られてい る場合は、感染症のコントロール(根絶)は難しくないはずなんですが、、、