会議室:「くば小児科BBS」
あそびにきました。 ひよこがかわいいですね。 おひまな節はおたちよりください。
くば さんからのコメント
(1998年 7月 21日 火曜日 19:34:34)
チェミーさん,いらっしゃい.看護婦さんの書き込みははじめてだったかもし れませんね.意外といろいろな方に読んでもらっているようで嬉しいです. あれ,URLが抜けてますね,と思って探してみたらありました.(↓) すごい,勉強家ですね.あとでゆっくりみさせてもらいます. しかし,よくみたらナビ八のリンクに既に載ってました,さすがだ. → Nurse Japan
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 22日 水曜日 19:44:33)
はじめまして、保険医協会の拓美さんからのご紹介でのぞいてみました。 あまりすばらしいので、びっくりです。私もがんばって、拓美さんいお願いして、 禁煙のBBSをやってみたいです。いろいろお知恵を下さいますよう、お願いいたします。 私自身はかなり重症の機械音痴です。 あおもり協立病院 内科禁煙外来 石川はじめ
くば さんからのコメント
(1998年 7月 22日 水曜日 20:46:43)
わお,本物のはじめ先生だ.(←拓美くんのマネ) いらっしゃい,こちらこそはじめまして.連載読ませてもらってます. 何を隠そう,うちのリンクには先生のページとBBSがもう既に掲載されてい ます.BBSはまだ公開前でしたっけ. 小児科なので,タバコ誤飲にはいい加減うんざりしていて,親の禁煙教育も やってみたいと思いつつ,何にも手をつけていません. このまえ院内報にちょっと書きましたけれど. 特定のテーマのBBSは面白い試みだと思います.宣伝次第ですね. FirstClassの方にも書きましたが,奈良の禁煙マラソン(ML)が有名ですけ れど,公開のBBSにもメリットはあるのではないでしょうか. → 石川はじめの禁煙指導のすすめ
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 23日 木曜日 7:34:39)
早速お返事うれしいです。 先日の世界禁煙デーのイベントで来て下さった斉藤麗子先生も禁煙運動の道に はいったきっかけは、タバコの誤飲があまりに多く、「どうして十キロの子供 が一本の半分の量をまともに吸収したら、命に関わるような危険なものを子供 の手の届くところにおいておくのだろう」という問題意識からだったというこ とです。もともと小児科の臨床医だったときのご経験からだそうです。 私は脳卒中、心筋梗塞、胃潰瘍などとタバコの関係がこんなにも密接なのに、 臨床の場であまり、問診されていなかったり、積極的に喫煙の病状悪化との関 係の説明や禁煙指導がなされていないことがとても不思議でした。(肥満につ いてはある程度指導がされているのに)これから、あらゆる機会を通じて喫煙 の問題に通じてアピールしてゆきたいと思っています。実は禁煙マラソンにも 参加しており、奈良の高橋先生ともよく連絡を取り合っています。高橋先生は 私の師匠のような存在です。だから、BBSについても高橋先生にも相談したい と思っています。私のコンピュ−ターの師匠は拓美大先生です。いつもわかり やすく問題を解決して下さいます。でもその拓美師匠がたよりにしているくば 先生は大親分です。よろしくお願いします。世界禁煙デーのポスターもはって くださって、ありがとうございました。来年も県主催で開催してもらえるよう にがんばります。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 23日 木曜日 7:41:08)
途中できれたので、つなぎます。禁煙指導がなされていなかったりということ が不思議でした。奈良の高橋先生とは仲良しで、よく連絡をとりあっています。 私も禁煙マラソンにも参加してます。BBSについても高橋先生にもご意見をうか がおうと思っています。高橋先生は私の禁煙指導の師匠です。私のコンピュータ ーの師匠は拓美大先生です。いつもわかりやすく問題を解決して下さいます。そ の拓美先生がたよりにしているくば先生は私の大親分です。これからもよろしく ご指導お願いします。私は98NXを使っています。拓美先生を通じて活動してい るので、マックでなくても、出来るといいけど、私自身もマック買わなくてはだ めかしら。どうしたものでしょう。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 23日 木曜日 7:44:46)
なぜか途中できれますね。私自身も禁煙マラソンに参加しています。BBSにつ いても高橋先生のご意見も伺おうと思います。高橋先生は私の禁煙指導の師匠です。 私のコンピューター師匠は拓美大先生で、いつも、わかりやすくたすけていただいています。 その拓美先生がたよりにするくば先生は大親分です。 これからもよろしくご指導お願いします
くば さんからのコメント
(1998年 7月 23日 木曜日 9:46:35)
おはようございます 今ちょっと患者さんが切れたところ(診察室から) とりあえず...他で書いた文章をコピーしてくるときには,いったんこの書き 込み用のウインドウの中にコピーした後,自分で適当なところで改行するように して下さい.ご不便でしょうが. (今までの分はあとで直しておきます) それから,親分はやめてちょーだい(笑).KUMAせんせいに笑われそうだ. パソコンは使えてれば何でもいいのですが,マックの方がもちろん良い. でも,とりあえず今書き込みができてますから,それでOKではないでしょうか. というわけで,禁煙指導,読み直してみます.
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 7月 23日 木曜日 20:29:32)
禁煙ですか。父がヘビースモーカーだったので、幸いなことに、私は タバコに手を出す年頃にタバコが嫌いになっていました。運が良かっ た。 そのせいか、私はタバコを止められない患者さんには比較的寛大です。 「タバコを吸って長生きをする人もいる」とか「乳癌になる可能性を 下げる効果があるかもしれない」とか、何だか背水の陣に追い込まれ ている人たちに少しは気休めになるようなことを言ったりもします。 すると、その後、結構真剣に話を聞いてくれます。「集中治療室にい て、女性が心筋梗塞で運び込まれたら、私の経験では、ほぼ百パーセ ント、タバコを吸ったことのある人です」とか「肺癌は見付けない方 が幸せだったかもしれないなと思う患者さんが多い。それくらい怖い」 とかじりじりと攻めます。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 26日 日曜日 8:42:45)
臨床を長年なさっている先生ならどなたでも、喫煙やアルコール、 肥満対策など、生活習慣を改善する働きかけについてのご自分なり の技やスタイルをお持ちのようで、先輩の先生方の考え方を伺うの はたいへん勉強になります。 じわじわ攻める江野川先生のやり方も学ばせていただきたいと思います。 特に屈折したスモーカーの心を動かすには十人十色の対応があるの でしょうね。禁煙指導でも、どれだけたくさんの手の内を蓄えられ るかが勝負という感想をもっています。 禁煙指導は脅しの手段ではありませんから、具体的な禁煙へのアプ ローチを示し、患者さんの自己変革を助けるものでなくてはいけな いと思います。しかし同時に、喫煙の危険性について医学的に適切 な情報を患者さんに示して差し上げることは医師としての大切な役 割だとも思います。薬害エイズ問題で、非加熱製剤が、患者さんの 血友病の治療には役立っても、エイズという致死的な感染症を引き 起こす限り、治療に使えないのと同様、タバコにいささかの効果が あるという報告があっても、吸い続ける気休めにはできないことは 明らかだと思います。「ニコチンがアルツハイマーやパーキンソン、 炎症性腸疾患の危険を下げる」とか、「喫煙が乳ガンの危険を下げる 効果があるかもしれない。」という研究が散発的に(たばこ産業から の莫大な研究費の投入の結果)発表されても、200種類以上の発 ガン物質が含まれ、全部のガンの3分の一の原因を占めているタ バコです。「喫煙の副作用は死」であり、WHOがいっているよ うに「喫煙は今世紀最大の疫病である」という世界の常識に照ら して考えれば、喫煙を容認する根拠にするのは難しいと思います。 つい最近まで、精神科にいた私はアルコール依存症でも、ニコチ ン依存症にも共通する患者さんの中で「否認」というやっかいな 心理が気になっています。「自分は依存症ではない。」「アルコ ール(タバコ)はからだに悪くない。」というような患者さんの 「否認」の心理を医師の立場から、助長してしまうのは問題だと は思いますが、江野川先生のようにそこで止めないで、あるのか ないのかわからないタバコのメリットについても触れながら、さ らに、メリットをはるかに超える危険性についてお話し、じわじ わせめて行く課程とセットである限りは、スモーカーにとって、 ますます、喫煙をあきらめざるを得ない状況に導かれるまさに有 効な指導法であるに違いないと共感しています。まずはこちらの 話を聞いて下さるこころの余裕を患者さんに持っていただかなく てはなりませんものね。江野川先生の技、いただき!です。
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 7月 26日 日曜日 15:24:42)
禁煙の話しから少しそれます。健康指導では、相手が聞く耳を持っているか、 それをまず診ないといけないと思います。かく言う私も年に2人の割で失敗 します。決裂ですね。これくらいは仕方が無いかと思っています。私は大学 病院等からドロップアウトして、いろいろな意味でこじれた糖尿病患者を診 ますが、じわじわ指導をしていると、必ずインスリンを自分で注射してくれ るようになります。年単位の経過が必要ですが。たまに大学から来る代診の 医師に「もっときっちりやったら」とご指導を頂戴することもありますが、 次善の策から最善の策へアップグレードしていく発想も大切だと信じていま す。 タバコ(ニコチン)に体質的にアフィ二ティーが高いために止めるのに難渋 する一群の人たちがいるような気がするのですが、どうでしょう。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 26日 日曜日 16:18:08)
{ニコチンへのアフィニティーについて} 江野川先生が目をお付けになったとおりで、最近雑誌 Natureにニコチンの代謝経路に遺伝子変異があって、 その異型によってヘビーになるかどうかが左右される という、アルコール依存におけるアルコール代謝酵素 の有無と同じような研究結果がカナダの研究者から発 表されました。 私も実はニコチン依存症に関わる遺伝子変異について 母校の大学院で研究中なので、はじめは 中毒性の薬物への親和性のような観点から、 ドーパミンやセロトニンのレセプターをいじる予定 でしたが、急遽ニコチンの代謝経路のの遺伝子の解析 に変更することになりました。いま、喫煙者の方にご 協力いただき、採血しているところです。 {実際的な指導の姿勢について} 日本の禁煙指導で今一番注目され、一番の成功率 を誇り、またインターネット禁煙マラソンを主催する 高橋裕子先生も、糖尿病がご専門です。 臨床経験の豊富な先生だけに江野川先生と同じように 臨床場面での現実との妥協案、折衷案の大切さをよく 口になさっています。未熟な私はいつも、その言葉を 心に刻んで、取り組んでいます。でも、空振りはあっ ても、相手の顔色を見ながらでも、生活習慣 についての話題には必ず触れることにしています。 人は見かけによらないというか、無理かどうかはや ってみないとわからないという印象を強く持ってい ます。 {たとえば精神科患者さんの場合} 精神科の患者さんに禁煙は無理だと一時内科 を去るときに忠告されましたが、精神分裂病の患者 さんでも、アルコール依存症の患者さんでも、精神 発達遅滞の患者さんでも、必ずしも、一般の人と比 べた場合、禁煙は思われているほど困難ではないこ とがわかりました。海外でも精神疾患の患者さんの 禁煙について系統的な研究はまだ少ないのですが、 ニューヨークのグラスマンと言う先生の論文では、 避けた方がいいのはうつの場合だけで、 あとは必ずしも困難ではないということでした。 もっとも、日本とアメリカでは喫煙に対する社会の態 度が違います。アメリカは病院では敷地内全面禁煙、 一般の建物でも、建物の回り何メートルかを含めて禁 煙にするほどのお国柄だそうです。一方日本では96 年に厚生省の「公共の場の分煙のあり方が」だされ、 病院は全面禁煙、または完全分煙された喫煙室でのみ、 喫煙可能という指針が出されたにも関わらず、目の前 で、タバコを吸われても黙って耐えなければいけない 現状ですから、環境に左右されやすい精神疾患の患者 さんにとって、禁煙のしやすさにも大きな違いが出る でしょう。 でも、精神科では一般の人以上に、薬物との相互作 用や、身体合併症の問題が深刻で、精神科でこそ強力 な禁煙指導、生活習慣の改善の指導が必要なことがわ かりました。そのことについては97年の日本精神神 経科学会のワークショップで発表させていただいてき ましたが、精神科はスタッフも、(たぶん医師も)喫 煙率の一番高い科なので、(ちなみに一番低いのは小 児科だそうです。)患者さん側のファクターとい うより、医療者側、療養環境の方のファクターで禁煙 は進みにくいかもしれないという印象を持っています。 {医師としてとりくみたいこと} 困難ではあっても、医師や看護婦などの医療関係者が 一番患者さんにタバコについての啓蒙や態度の決定 に影響を与えやすい立場にいるようなので、根気強く 関わっていこうと思っています。禁煙外来はやってみ ると楽しくて私は病みつきになっています。ある意味 でプレイセラピー的な要素もあり、患者さんの健康 な面に働きかけて行くプロセスを楽しんでいます。 患者さんには「タバコが止められな いのはあなたの意志や人格のせいではない。睡眠薬を 飲むとだれでも、眠ってしまうのと同じで、タバコを 吸うと止められなくなるのはニコチンという薬物の いたずらなのだ。」と強調しています。体質も絡む ので、「あっさりやめられた同僚が偉い人で、なかな かやめられない自分はだめ人間だ」ということもない。 禁煙は練習すれば誰にでもできるから、失敗を恐れず にやって行きましょう。」とひたすら励ましています。 出来ないことについて攻められたくないし、聴きたく なくなるのは誰しも同じ。 「出来そうだからやってみよう」という 気持ちを持ち続けていただくことが禁煙指導のポイン トと考えます。
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 7月 26日 日曜日 22:04:45)
またまた話しがそれます。遺伝子還元論者は、今、わが世の春を謳歌して います。私の友人にも「遺伝子還元論者にあらずんば、科学者にあらず」 のような意見を吐く者が残念ながらおります。特にこの考えは日本人には 親和性が高いようで、それでなくても少ない研究費を同じ失敗に注ぎ込ん でいるように思えます。特に医師免許を持った人は、工学部・理学部の人 たちより、まともな人なら4年の遅れをとっていますので、まさに火の玉 となって邁進しています。クローン牛の子が死んだと話題ですが、皆、遺 伝子のみに注目して、核を抜いた卵細胞という存在に着目するものは今の ところ多くはいないようです。あらら、焦点がロンパリになりました。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 27日 月曜日 6:00:40)
嗜癖というかなり、社会的環境的要素の強い 課題に対してまで、遺伝子で取り組むのは的 外れかな。という疑問は私も感じていました。 でも、natureの記事を見てまんざらはずれて もいないかなと思い始めています。なんでも かんでも遺伝子で、というのにも、大いなる 疑問を感じます。また、実験にたくさんの時 間を割いて、取り組むのですから、そのエネ ルギーを臨床にという気持ちもあります。で も、日本では臨床的な研究と基礎的な研究は もっと近くなって良いと思う気持ちもあった し、臨床的な現象のごく限られた1側面とし てであっても生理学的な裏付けにつながるこ ととしてやって置いても良いのではと考えて とりくんでいます。 先生のご指摘ごもっともだと思います。
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 7月 27日 月曜日 22:28:05)
話しは舞い戻ります。 吸い始める前の児童・生徒にタバコを含め薬物乱用の危険を もっと知らせなければいけないと思います。吸い始める人を 減らすことも重要だと思います。 マネーフローが変わり誰かの懐が干上がる問題ですから、大 人の世界では尋常な努力では無理でしょうが。これもじりじ りこつこつ、隙を突いてドカンの攻撃が肝要ですね。 私はタバコのコマーシャルに出るタレントを嫌いになること にしています。中山美穂も高倉健も嫌いになりました。前者 は禁煙以上の努力が必要でしたが。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 27日 月曜日 23:08:12)
今夜は当直です。病院からのアクセスです。 うふふ。中山美保や高倉建を嫌いになること というのはおもしろいですね。先生のまねを して私は「タバコを吸う女性が世の中に増え たら悲しいから、私はタバコのCMには絶対 に出ません。」といったスーパーモデルシン ディークロフォードの大ファンになることに しましょう。かつてマックスプランクが「新 たなる真実は異論を唱えるあいてを納得させ、 真実を見つめさせると言うよりも、相手が最 終的にこの世からいなくなり、抵抗感のない 新しい世代が育つことによって、得られるよ うに見受けられる」と嘆いたのと同様、無煙 世代を育てることが大切で、まさにそれは今 年の世界禁煙デーのテーマGrowing up tobacco free.ですね。 先日ある学校の喫煙予防の講演に行って来まし たが、未成年でも三割が喫煙者でした。その前 には学校の先生相手のタバコの話をさせていた だきましたが、教師の喫煙が学校内でフリーの ところが二割ありました。教師や両親の喫煙率 は生徒の喫煙率と比例するそうです。タバコの ない環境で育てたいと思いますが、江野川先生 のように親御さんを反面教師になさる賢い息子 さんもいらっしゃるようで、まさに人それぞれ ですね。 日本では自動販売機の台数が 上がるのと比例して、未成年の喫煙率が高まり、 それに反比例して、未成年喫煙禁止法の 検挙率は下がっています。普通の子が喫煙する ようになって、 「タバコ吸うのは不良だからいけない。」 といった道徳的な禁止の仕方をしてきた きらいのある大人にとって、喫煙を禁止する 論理が成り立ちにくくなった背景があるよう な気がします。健康上は大人が吸い続ける根 拠もあやしいのでしょうが、 吸い続けたいおとなにとってはなおさら子供 にはいいにくくなるのでしょうか。 日本のタバコの自動販売機がなくなると核燃 三基がいらなくなると言うことですが、未成 年の喫煙防止のためにも、省エネのためにも、 タバコの自動販売機、及び、 コンビニでのタバコの販売は なんとかして欲しいと思います。 タバコ農家には是非転作奨励金を出す、タバ コ置かない店には補助金を出すなど、国とし て取り組んで欲しいなと個人的には思ってい ます。
くば さんからのコメント
(1998年 7月 28日 火曜日 17:42:13)
管理人@おさぼりモードです.昨晩は花火大会だったもので(今日は勉強会). いろいろと頷きながら読んでます.本来は禁煙BBSの方が良いんでしょうけ れど,正式スタートが待たれますね(もういいのかな>kasaiさん). 遺伝的因子の話も,なるほどそういうことがあるというのは納得はできる. ただそうは言っても,最初から吸わなければ絶対にニコチン依存にはならない わけですから,はじめ先生が書かれているように家庭環境と学校での禁煙教育 が大切ですね.でもってそのためには社会が変わる必要があるのですが,また そのためには国の姿勢が変わって禁煙関連法案でもできなければこの国の省庁 は動かない.でも社会がまだそこまで変わっていないと国も動かない.日本的 悪循環にあるようにも思えますが,大転換はすぐ目の前のようにも思えます. 基本的な話に戻りますが, ・禁煙教育は何年生くらいが望ましいですか ・禁煙外来には他の疾患で罹っていた方が主に受診するのでしょうか (禁煙だけのために新たに受診される方はどれくらいいるのでしょうか)
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 7月 30日 木曜日 21:30:32)
お元気ですか。ご無沙汰でした。 葛西さんピンチのため、私のBBS は」まだお預けなので、先生のところで、 遊ばせていただきます。 禁煙教育について、 防煙教育(たばこをすわない教育)については 今や、小学校、幼稚園からと言われているようです。 まず、無煙環境を子供に提供すること、(親や教師 の喫煙率と子供の喫煙率は比例するようです。) それから、実際に喫煙率が急増するのは、中学校から、 高校にかけてなので、それ以前の小学校高学年を対象 にした、防煙教育の必要性が指摘されています。 また、東海大学の片山美都子先生は禁煙教育は0歳からと 提唱しておられます。命を大切にする心、健康を選ぶこと のできる子供にというところから、始まるというお考えで いじめや、自殺などの問題と根は同じというところも うなずける気がします。 禁煙外来の受診者 私の外来の場合、藤代では64人の受診者の内、 精神疾患が43名(身体合併症を含む)身体合併症の ために、医師に勧められた方が3人。その他の16名 は禁煙だけのために見えた方です。 協立ではまだ、8名ですが、身体合併症から、勧められた人は 2名で、あとは病気になる前にやめたいという禁煙希望の方で す。奈良の高橋裕子先生の所は医師からの紹介も多いので、 合併症がらみで、自分は止めたくないと思っていた方も多いと 思います。それなのに、成功率が高いのはすごいと思います。 協立にきてから、これから、生まれる子のために禁煙するという 若いお父さんにおあいして感動しています。防煙対策もここから すでに、始まっているのかもしれません。
くば さんからのコメント
(1998年 8月 3日 月曜日 18:42:38)
話が途中になってました. タバコをやめるきっかけとして赤ちゃんが生まれるというのが最大の機会だと 思いますし,そうでなくてはいけないと思っています. で,考えてみると, 1)産婦人科や自治体,母親教室,父親教室 2)小児科,乳幼児健診,プレネイタルビジット(理想的には) 3)小学校,高学年(より前の3〜4年生頃が良いのでは?) といった機会が節目として考えられますね. あとは個人個人の慢性疾患など そして,「いつでも」
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 8月 3日 月曜日 21:03:29)
>タバコをやめるきっかけとして赤ちゃんが生まれるというのが最大の機会 その通りのようです。私が最近聞いた話です。ある人の3人目の子供が生ま れた時に、普段は物静かな奥さんから、「子供を殺す気か」と言われて、そ の人はぷっつりタバコを止めたそうです。怖かったでしょうね。うなされそ う。
石川はじめ さんからのコメント
(1998年 8月 4日 火曜日 23:19:16)
若い女性の喫煙率があがり、 一説には20代から、30代の 女性の3割が喫煙していると言わ れる中で、喫煙を続ける妊婦は 妊婦の10%強というデータがあります。 妊娠中はプレッシャーがあったり、 うつの傾向の出る人も居て、禁煙への 働きかけが出来にくい場合、軽いタバコ を勧める産婦人科の先生もおられるよう です。実は軽いタバコはかえって、 深く吸い込んだり、 本数がふえたり、吸入回数が増えたりして、 くせ者のようです。 妊娠で止められる人はたしかに多く、 妊娠したら、止めようと言う働きかけは 女性にはとても有効のようです。 でも、一方で重症のニコチン依存の人は 女性に多く、(女性は止めにくいという データもあります。キッチンドリンカー と同じく女性は一旦嗜癖に陥るとたいへ んのようです。) 若い女性ははじめから、 吸わないのが一番なのですが、 生き残りを賭けて、未成年ねらい、 女性ねらいの宣伝をする タバコ会社には腹が立ちます。
江野川義文 さんからのコメント
(1998年 8月 5日 水曜日 10:07:13)
>実は軽いタバコはかえって、深く吸い込んだり、本数がふえたり、 >吸入回数が増えたりして、くせ者のようです。妊娠で止められる >人はたしかに多く、 さすがですね。私も減煙を奨める時には、銘柄を変えないように提 案します。ヘビースモーカーだった父の行動パターンは参考になっ てます。 >生き残りを賭けて、未成年ねらい、女性ねらいの宣伝をするタバ >コ会社には腹が立ちます。 タバコのコマーシャルに条件を付けるべきだと思います。必ず出演 者自身が吸うことと、両側鼻孔から排煙するところを映すことです。
かさいたくみ さんからのコメント
(1998年 8月 5日 水曜日 18:47:31)
禁煙BBSを開設! はーい、というわけで、青森県の保険医協会ではホームページ上に 「禁煙BBS」を開設してしまいました。 管理者は、私・葛西拓美で、コメント等は石川はじめ先生で運営する ことになっております。以下のアドレスが直接のリンクです。 どんどん張って、盛り上げて石川先生を困らせましょう。 では! → 青森県保険医協会、禁煙BBS