会議室:「くば小児科BBS」

医師会ホームページとサーバの意義 (2)

発言者:けんくん

(Date: 1998年 2月 19日 木曜日 18:24:35)


ページがいっぱいということですので、こちらにつづけます。

本田先生のおっしゃる内容は理解できるのですが、そうすると、群市医師会のサーバーは
県医師会のサブドメインではない方がずっと良いと思います。実際上、OCNエコノミーで、
独自のサーバーをたてた場合に、県医師会のサブドメイン名で動かす場合は、ドメイン名の
管理は県医師会のサーバーが行うわけですから、自由度も速度も失われてしまいます。
実際上は別のドメイン名をもらっておいて、(med.or.jpにこだわる場合)見かけ状そのドメ
イン名をサブドメイン名っぽく置き換えて使うようになります。結局、そういう事であれば、
med.or.jpにこだわる必要は全くないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

しかし、先生のおっしゃるような群市医師会のネットワークの構築のレベル・・・・、これは相当高い!
私のところでは、まだ10年早い様な気がします。約80名の医師会員、病院は5個。
しかしコンピューターが動いているのは・・・。
正直、やる気がなくなりました・・・・。


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 19日 木曜日 19:01:12)

やっぱりきついですかねえ。そうだとは思ったのですが****
ただチャンスなんですよねえ。盛上りが10年に一度ですから
こういう時に一気にいくと化けることもあるんですが。幸い先生みたいな
リーダがいれば何とかなるとは思うのですが。リーダが引っ張ると結構ついて
きます。
med.or.jpも良いきっかけにはなったのです。これで医師会全体の構成というか
デッサンは去年1年でできたと思うのです。で今年は中身を埋めなくてはいけな
い。要するに郡市レベルの話が始まるわけです。先生の所だってやるといったら
のってきたようですから、これがちょっと前なら時機尚早なんていわれてうやむや
でしたから。非常に時期的には良いタイミングである。
 ある程度整合性は取るべきなので、med.or.jpにはのってください。
医師会内の組織作りからですよね。医療情報委員会。NTTの方とか、先生が5
人ぐらい。一本釣りで病院の先生も入れて、がんがん討論するところからはじめ
るべきです。内容を決めて見積もりとって、予算化して300-500万ぐらい
でサーバは3カ月ぐらいで作ってしまえますよね。


けんくん さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 19日 木曜日 19:17:17)

近々安達医師会の理事会があり、そこで、私が、話をするように言われております。
八戸市と安達郡(二本松市を中心に7市町村が一緒になっています)では、人口も規模も
違いすぎますが、さてどのように話を持っていこうか・・頭が痛いです。そこで、参考までに
先生達が取り組んできた流れみたいなもの(HMFと八戸市医師会とは別ですか?)が
あれば、是非教えて戴けるとありがたい(そのような事がわかるサイトでも結構です)のですが・・
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病院:少なくとも外へ向けたコンピューターは動いていません。
市:まだHPももてないでいます。周りの町村ではすでにHPを持っている所もあるというのに・・
医師会:メンバーの約2割がコンピューターを一応導入した程度で、インターネットへの接続は約1割
歯科医師会、薬剤師会:よくわかりませんが、たぶん同程度以下?
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けんくん さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 19日 木曜日 19:23:19)

前の本田先生の御発言をしらないで、書いてしまいました。 すみません。

そこで、八戸市の具体的な流れの様なものを教えていたでけませんでしょうか。
HMFと八戸市医師会、青森県医師会などの関係、先生が取り組んでいらっしゃった
活動な大体の流れ。それを是非参考にしたいと思います。


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 13:29:09)

医師会でPCを導入するために
1)組織化:受け皿作り。委員会の形成
2)計画:計画書を作る。デザイン
3)選定:計画書をもとに複数の業者に見積もりを取る
4)決定:
5)維持:修理、バージョンアップ、メンテナンス、会員の継続的な教育。
6)次期計画策定:導入時に次の事を考える。
の順番ですね
1)組織化
 医療情報委員会を作る。
 目的は計画の作成と人材養成。受け皿作りですね。
 医師会内に核となる人間を養成していく目的もある
 必要な部門の責任者は必ず作る。検査を入れるなら検査技師を入れ
 詳しいのを養成していく。教育を兼ねる。
例 八戸市医療情報システムHKN委員会
これはメンバーは20人前後、大学の工学部の先生、NTT、富士通、医師など
ここでの合議制です。私は基本コンセプトを立案、富士通と擦りあわせ、ここでの
了解を得るだけです。ただ市が入るので、あとは市との折衝です。これは理事の
先生がなさいます。私はタッチしていません。重要な会議には会長も入っていた
だきます。必要なら検査技師長、歯科医師、薬剤師も入ります。議長の裁量です。
委員長は市立病院の先生です。ちなみに久芳先生と私は単なる一委員です。
今回は私の掲示板に書いてあるようなコンセプトで立案しました。すなわち
検査配信システムをメインとし、そこに掲示板、faxとメーリングリスト
データベースをたちあげる。データベースはオラクルでエクセルで設計、
入力、検索できるようにする。看護婦さんがDBを設計できるように。
病院や地域病院間で郡部の脳外科で始まっている<a href="www.infoaomori.ne.jp/misawa/kusanone/">脳外科画像コンサルト
ネット</a>なども取り込もうと思います。

2)計画
 グランドデザインを討論しながら、策定していく。業者を毎回呼んで
 講義を受けながらでも良いですが。スタッフの訓練も兼ねる
 できるだけ詳細な仕様要求書を作る。
 仕様要求書は細かく書けばきりがないですが、私のBBSをみてください
 あんな程度で十分です。
3)見積もりを取る
 仕様要求書をだして、各業者から見積もりを取る。
 業者を委員会に読んで説明させる。 
4)決定
 医師会に提出裁決をうる。当然根回しは十分にすべきです
5)維持
 これも委員会の重要な仕事。継続的なトレーニングの場を作る
 NTTや、高校大学などのOA用の部屋を積極的に借りる
 成功するかしないかは底辺拡大にかかっている。
 会員の苦情には委員会で対処する。業者に対応させてはいけない
7)次期計画の策定
 これが最も大切。作るときから次の計画を頭に入れる。端末を一気にまとめて
 かえば、5年後にはまた一気に買わなくてはいけない。5台ぐらいづつすこし
 づつそろえる。安さに目を奪われない。

パソコンの特徴
1)パソコンは金食い虫です。便利さを追求すれば、際限なくお金はかかる
 しかしお金をかけないと便利なシステムはできない。
 会員にレベルとあわせながらバージョンアップをはかる。
2)使いこなすのはトレーニングが必要
 会員は低レベルである。核となる人間と底辺の教育が最重要かと思われます
HMF
 これは医師会とは関係なく、ある先生の音頭でまとまりました。
 元々あった、HMNという医師会実験局のパソ通の発展型です。
 これは市内のパソコン好きの歯科医さんと医師と薬剤師のあつまりです。
 独立採算ですべて手作りです。会費ですべてまかないます。年に6万ぐらい
 10人前後のポケットマネーでUNIXマシンのリース購入です。


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 13:35:36)

ざっとした説明はareaにものせています


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 15:40:28)

○予算の捻出法
1)市を引き入れる
 市民の健康相談や感染症情報、病院情報、福祉情報、福祉課の部屋も作る
高齢者対策及び市民サービスを強調し、市を巻き込み、予算をもらう
市会議員を巻き込んで、市議会で質問もさせる。
2)他の医師会事業の取り込み
 医師会にはお金がないんで、幸いこちらは医師会立検査センターの顧客獲得の
 ためという名目です。医師会立病院があればそれを巻き込む
 なんでもよいのです。できるだけ横断的なものをとりいれる
○病院の取り込み
 市立病院の脳外科と他医院間のコンサルトシステムなんてかなりの需要ですね
 画像掲示板ひとつで良い。電子メールのみでも良い
 図書室にパソコン一つ置いてもらいダイアルアップでも良い。
○3年計画
 300万かけてホームページひとつだとかなりの批判は出ます。
 要は地域医療ネットワークに発展させるんだというコンセンサス
 作りが大切です。それにできるだけ多くの医師を意思決定に参加させ
 必要性を周知徹底し、教育し、システムを作り上げなくていはいけない
 わけです。300万かけて役に立たないと、次の導入は事実上不可能に
 近くなります。とにかく使えそうなのは全部盛り込む。仲間を増やし
 それを計画に盛り込み、3年計画ぐらいにして、予算化する。
 組織化と予算化するまで今年をかければ良いでしょう。それでコンセン
 サスをうる。とにかく医療情報委員会を作り、業者を呼んで勉強会ですね
 会員のための勉強会もついでにその業者に頼んで頻回に開く。
 その間にできるだけ多くの所をまきこみ、市と交渉し安く上げれば良いわ
 けです。
 まずは医師会の将来像を書き、インターネットの必要性を説き、地域医療
情報システムの必要性を説き、準備のための医療情報委員会設立を提案する。
年度内に基本計画をつくり、次年度から、3年計画で実現するようにする。
来年はサーバとメーリングリスト、次年度は、なになにということです
今年は病院を巻き込み仲間作り。NTTとか、パソコン屋さんなどを参加さ
せる、小回りの利く委員会の作成でしょうね。必ず有能な方がでてきます。
8月ぐらいまでにまとめて9月から2カ月かけて業者選定12月には予算案を
医師会に提出。
でいかがでしょうか。


けんくん さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 18:34:47)

早速、具体的なレールをご提案頂きましてありがとうございます。

医療情報委員会を作ってもらうことからスタートですね。
とりあえず、当面の目標を、HPを作ることにおいて活動を始めたいと思います。

「おらっちの医師会にもHPができたというのは、結構刺激的な事ではありませんか?
「そんなら、そろそろうちにもパソコンを買って、インターネットやらに・・・・」という動機付け
になってもらえればという期待をもってやっていきたいと思います(しかし、気が重い・・)

当然、先生がご指摘の地域自治体を含んだネットワークづくりというのが最終的な
目標となるわけですが、無関心な会員及び取り巻きが多い状態では、努力が空回りする
だけだと思いますので、周りの関心の高まりをにらみつつ、アプローチを計ることになる
かと思います。

しかし、先日、久芳先生にお世話いただいた姫だるまの資料でも、すでに動き出している
県および郡市医師会でも医師会員のパソコンの導入率は意外なほど高くありませんね。
そんなところから、私自身 医師会の構想自体が、時期尚早ではないかという感じが否定
できないでおります (^^;ゞ 
もっともっとパソコンが社会全体に普及していなくてはと思うのですが・・・。この辺のとこ
ろを、両先生はどのようにお考えになっていらっしゃいます?



くば さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 20:36:26)

卵が先かニワトリが先か,ということですね(...ちょっと違うか).

人がいないから情報もない,情報がないから役に立たない
役に立たないからやる人も増えない

で,これを逆回りに回そうとするのが大変なんですね(^^;)

結局情報をいかに載せられるか,あるいは掲示板にせよ役に立つレスポンスが
得られるかが勝負になってくるわけで,医者が1人でやることでなくなってく
る.そうなると医師会事務局の人材を育てて情報を流すようにさせるとか,各
科各病院のキーパーソンにそれぞれの掲示板の管理をお願いするとか,そうい
った積み重ねが必要になってくるのでしょう.とにかく,あれは趣味の世界だ
からと思わせないで,実際の仕事で役立つものだということを示さなくてはい
けないわけですね.しかも,全国的あるいは世界的な医療関係のサイトではな
く,身近なところで日常診療に役立つ情報が得られたり病診連携に生かすこと
ができれば,加入する人は絶対に増えるだろう...という希望的観測でやってい
るところです(最後はちょっと気弱ですが).

それでもある特定の人のボランティア的な貢献がないと続かないんですね...
MLにしても,100人位のレベルになれば活発な議論も起きるでしょうが,20
人では結局書く人は2−3人程度.それでも接続して読んでいる人がいれば,
役に立っていると言えるわけです(と強引に結論づけること).

人が増えるのを待ってからでないとできないということになると,いつまで待
ってもできない(...それでもここ1−2年でかなり普及するでしょうけど).

私が12月につくったMLも,今度医師会長が入って副会長ももうすぐ.医療
情報システム委員会担当の理事も入ってもらって,医師会事務局をつっついて
情報を流すようにさせようと目論んでいるところです.八戸でもここ1年でや
っと逆向きに回転しはじめたところで,一つには検査システムの更新(そのま
た元は2000年問題)と日医通達なんかも追い風になっているようで,この機会
に何とか安くて使えるものをと躍起になっているところです.


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 21日 土曜日 15:42:18)

>無関心な会員及び取り巻きが多い
>医師会の構想自体が、時期尚早ではないか
 医師会の元気がないことは、構造的な問題と思われます
 そこらの分析ができれば、ネットの意義も出てくると思
 われるのですが*****
 もっと中枢部は危機感を持って良いでしょうね。
 現状を見て危機感がないところがまさに問題なのですが。

○PCの普及に必要な要件
1)核となる先生がいるかいないかが大きい
 医師がパソコンを覚えるのは、医局で学会等でせっぱ詰まってという面があり
ます。大体病院あるいは医局には、詳しいのがおりますから、そういう核となる
方が中心で、広がっていくものと思います。

2)トレーニングの場を用意する
 パソコンが普及し出したのは昭和55年からですから、その頃に勤務医だった
方が現在の一番古い方たちですね。大体50歳前後ぐらいまで。ところが医師会
員の平均年齢は55歳前後ですから、トレーニングをうけたことがない
単発でない「継続的」な教育が必要と思います。

3)普及にはきっかけが必要
 こういう新しい機械はテレビの普及と同じで、何かのきっかけで爆発的に
 普及するわけです。テレビの場合は皇太子成婚と東京オリンピックが大きい
 PCの場合は、インターネットが大きい。ここ5年のあいだにテレビも変わる
 医療制度も変わるのも大きいと思います。
 今は普及のタイミングであると思っています
 年を召した先生も気にはしているようです

○では、最初の問題。なぜネットが必要か??
4−1)開業医の地盤沈下
 現在の開業医の地盤沈下は、昭和50年代の、CTやMRIなどの医療の技術
 革新についていけなかったために、おこったものと思われます。
 昭和40年代の医師優遇税制と、国民皆保険制度の黄金のまどろみにひたって
 いて、50年代の病院の技術革新に関心を払わなかった。
 時代に取り残されつつある。
4−2)医師会の硬直化と老齢化
 a)医師会の組織率が低下している。特に都市部で顕著である
 b)医師過剰で過当競争も始まっている
 c)会員の高齢化
 若い会員にとって医師会は魅力のないもののなりつつある
 医療情報はネットから直接取ったほうが早い。
 医師会よりも問題意識のある全国の仲間のほうが有用である。
4−3)現在は第2の技術革新の時期
 検査等の進歩による技術革新は一段落し、現在の医療の変革は、主にイ
 ンターネットを初めとする医療情報の伝達の技術革新が進行中です。
 医師会の組織として、今からその流れに乗らなかったら、ますます、
 地盤沈下は顕著になると思われます。
 現在、一連の医療改革、特に地域医療計画の再編が検討されています。もし
 これが実現すれば、病院の外来がなくなるわけです。開業医に患者が戻って
 くると思われますが、手術の適応を、開業医の先生が的確にとらえて病院へ
 送る必要があるわけです。受け皿がない可能性があります。
 患者さんの目も益々厳しくなっていくでしょう。こういう時代ですので、
 病診連携が非常に重要になる。かつ自己トレーニングの場が必要になります
 そのためのコミュニケーションツールがインターネットであろうと思います。  また、このままの医師会でいけば、社会情勢の変化についていけず、ますま
 す、若手の医師会離れは進行し、医師会は老人クラブと化し、形骸化が進み、
 ものの役に立たなくなるでしょう。医師会の再生のためにも、また若手の取
 り込みのためにも、ネットで情報の伝達を早くし、より魅力的な組織作りを
 目指さないと、21世紀には医師会は生き残れないでしょう。

以上が現在の医師会のおかれた立場であり、老齢化と、時代の進歩に取り残
されつつある医師会の、新規のものに対する反応の鈍さ、危機感のなさ自体
が構造的な問題と思われる点です。
組織の活性化がなされなければ、早晩、医師会は意味がなくなる恐れがある
と感じます。実際ネット上の若手の開業医の先生で元気な先生ほど、医師会
には批判的です。彼らを取り込めなければ、医師会は役に立たなくなるでし
ょう。
 先生のところは技術もある、経験もある先生という核があるのですから、何
とかはなると思うのですが***。当然負担は大きいとは思うのですが
頑張ってください。
 医師会というギルドの組織の地盤沈下で困るのは我々なのです。一人では
なにもできません。


けんくん さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 21日 土曜日 16:01:17)

久芳先生、本田先生 貴重なご助言ありがとうございます。

私のまわりにも、一緒に引っ張っていくことに力を貸してもらえる
仲間がいればいいのですが・・・・。
幸い、インターネットを通じて、先生達ともお知り合いになれましたので、困ったときには、
また今回のようにご助言をいただいて、何とかがんばってみます。
うちの医師会は年功序列ですので、理事会はやはりご年輩の先生が多いのですが、
幸い我々若い?者にも耳を傾けていただける柔軟な思考回路をお持ちの先輩も少
なくありませんので、何とかなるかなぁとは思っております。
今日はこれから、囲碁・麻雀大会が岳温泉であります。早速根回しを始めて来ようと
思っております。何かとまたご助言をお願いする事になるかと思いますが、両先生
今後ともよろしくお願い致します。


本田忠 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 25日 水曜日 20:13:46)

<<OCNにおけるドメイン獲得方法>>
OCNへ申し込めば良いだけです
1−1)OCNのドメイン取得代行サービスでは
地域型(tokyo.jpなど),属性型(or,ac,ne,go,ad,co)から客側が選択することになります
あくまでNTT側は希望を聞き,JPNICへの申請代行を行なう.
希望ならば,co.jp domainも取得可能です. 
1-2)また,既にJPNICにDomainを申請し,IP addressを取得している場合は
JPNICにIP addressを返却した上でOCNから新規にIP addressを割り当てることになります.
詳しくは下記を見てください 
<a href="http://www.ocn.ne.jp/">OCN</a> 
<a href="http://www.jpnic.ad.jp/">JPNIC</a>
<a href="http://w1.alphasystem.co.jp/~hoshino/lj_vol6/ala/ala.html">OCN インターネットサーバー導入記</a>

その他
国内のインターネットサービスプロバイダ(ISP)とOCNと接続を持たない場合には、OCN
とそのISPとの間の通信はどの経路を通って提供されるのですか。また、OCNはどこかの国
内ISPに加入するのですか。 
A8
OCNと国内ISPとの基本的な経路はNSPIXPを対象と考えておりますが、具体的には接続先の
国内ISPにご確認ください。またNSPIXP以外については、グローバルワンコミュニケーシ
ョンズ株式会社様、株式会社インターネットイニシアティブ様及びNTT国際通信株式会社
様と相互接続を行っております。 

Q9
OCNのバックボーンは、どのような構成で接続されるのですか。また、海外へどこに接続
し、帯域はどれくらいですか。 

A9
NSPIXP-1、2、3との接続および海外とのリンクはOCNの基幹部分(東京及び大阪)から
接続しており、基幹網(東京−大阪)については、現在45Mb/sの回線を2回線で接続して
います。海外へのリンクは現在グローバルワンコミュニケーションズ株式会社様(
45Mb/s)、株式会社インターネットイニシアティブ様(6Mb/s×1本)及びNTT国際通信
株式会社様(45Mb/s)とOCNの基幹部分(東京)で相互接続を行っております。 今後も
海外向けのインターネットトラフィックを注視し、必要に応じて海外向け相互接続回線
の増設を図っていく予定です。 
-----
Q10
中継ルータはどこにおくのですか。また、回線は何を使っているのですか。 
A10
当面は、全国に数箇所程度であり、必要に応じて拡大する予定です。但し、OCNエコノミ
ーについては、全国の加入者ルータから東京・大阪の中継ルータにダイレクトに収容して
います。なお、回線については、専用線 やフレ−ムリレ−(定額タイプ)を使用してお
り、ネットワークの新サービス動向、コストや品質等を考慮して最適なネットワーク構
成を考えていきます。

<<OCNのセキュリテイ>>
<a href="http://ash.or.jp/~joe/hack/hack2.htm">Joeのハッカー観察日記</a>


くば さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 26日 木曜日 22:53:01)

ハッカー観察日記
このサーバはPC-UNIXですね,それで何も対策をとっていなければハッカーに
進入されても不思議でも何でもない.これはOCNのセキュリティの問題ではな
くてUNIXサーバのセキュリティの問題ですね.マックはログインできないので
まず心配はないのです.しかし,NTTに文句言ったりしてるけど,NTTがそれ
ぞれのサーバのことなんかサポートしてくれるわけないのに,ログ取ってない
とか言って怒ってますね.ちょっとわかってないな.まあ,うちもDNSまでは
NTTに相談しましたけど,その後は基本的には勝手にやってますから.

OCNの接続について
NSPIXPで他のプロバイダとかと接続しているのはわかりますが,以前聞いた話
では,企業と企業の間でイントラネットのように運用できる(例えば八戸の医
療機関同士がNTT八戸を介して閉じたネットワークを形成できる)ということ
だったように理解していました.木村さんの返事待ちですね.MLで催促してみ
ましょうか.


くば さんからのコメント
( Date: 1998年 3月 6日 金曜日 9:22:24)

話の続きからちょっとずれますが,某MLに投稿したものでこちらにも載せて
おきます.どうしてサーバを持つか,という話に関連して,,,
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サーバを持つということ

1か月半ほど院内のサーバを運用してわかったことですが,

 サーバは非常に安定している→メンテナンスフリー
 サーバを持つと非常に便利
 SOHOでサーバを運用するならマックが最適

という結論です(^^)

 もちろんまだわからない点もありますけどね

●サーバを持つ利点

 文章で書くと非常に当たり前にみえるのですが,これは予想以上に便利.でも多
分やってみないとわからないと思う.例えば,ISDNにして速くて便利になった
と思ってる人はOCN常時接続の便利さが実感としてわからないように(時間によ
ってはOCNの方が遅いにもかかわらず).←これは自分の実感ですが

1)まさにイントラネットであること

 自分のホームページに一番アクセスするのは自分である.自分が一番アクセスす
るページは自分のホームページである.これがLANの中にある(
10BaseT=10Mbps:といってもそんなに出てないと思うけど)のとOCN(〜128Kbps)
から外にでてプロバイダのサーバにアクセスしたり海外のレンタルサーバにアクセ
スするのとでは大きな違いがある.プロバイダのサーバの込み具合にも左右されな
い(国内のプロバイダはどこもテレホーダイの時間はひどいですから).

 また,無駄なトラフィックも生じない.安全でもある.例えばメールサーバにア
クセスするのにパスワードは裸の情報のままで外を流れている.院内LANという
インターネットの一部ではあるが小さな環境の中でかなりの部分が完結してしまう
ことは大きい.

2)メールサーバがあること

 1)の中に含んでしまっても良いのですが,OCN常時接続になったときにいつ
でも何回でも(プロバイダの)メールサーバにアクセスできる便利さを実感したの
ですが,いざ自分のところでメールサーバを立ち上げてみると,メールが届くとい
うのはこういうことかとやっとわかった.

 実際にやっていること自体は,メールクライアントを立ち上げてサーバにアクセ
スするという,今までと何ら変わらないことをやっているのだが,LAN内にある
と玄関まで届いている手紙をチェックするだけ(実際には隣に並んでいるマシンに
アクセスするだけ).プロバイダにアクセスするのは,例えばニフティやHMNと
いったパソコン通信のときにメールをチェックするのと(手間としてはインターネ
ットの方が簡単だが)本質的な違いがなく,遠くのサーバにあるメールをアクセス
して読みに行くという感覚だった.

 メールサーバがあれば職員や家族にいくらでもメールアドレスを発行できるとい
う利点も大きい.メーリングリストの運営も可能.

3)その他

 サーバのプログラムを入れ替えたりバージョンアップしたり,掲示板を数種試し
てみたり,いろいろ遊べるということもあるが,まず上記の2点がメインです.

●逆に欠点として指摘されるような

立ち上げに専門的知識が必要
 →ある程度は必要だが,マックなら非常に簡単

メンテナンスが大変
 →全然大変じゃない
  ある程度(ソフトのバージョンアップとか情報入手とか)は必要だが

安定性の問題
 →安定している

セキュリティの問題
 →UNIXやNTなどで本格運用するなら細かいチェックや投資が必要
  マックは比較的安全だが,これからは対策も必要だろう

コストがかさむ
 →もしOCNまでひいているのであれば自前の方が安い
  第一線を退いたマシンが1台あればほぼ間に合う

電気代の無駄
 →その通り(夜中は消したいけどそうはいかない)

CGIなどUNIXサーバの機能が再現できない
 →MacPerlなど(あるいはNTでも)を動かせばある程度実現できる
  マック用の掲示板プログラムなども入手できる
  目的と使い方次第である
  マックでUNIX環境を実現できるソフトもある
  もちろんNTでなくPC-UNIXもある(最近流行だけど...)
  でもマックなのにわざわざUNIX環境にしなくてもそのままで運用できる
  (ちなみにRhapsodyというサーバ用の次世代OSが発表間近)

スピードの問題
 →サーバの処理能力の違いは回線の段階で差が出なくなっている
  G3マックなどにアップグレードすればスピードも非常に期待できる
  プロバイダの最先端高層住宅よりも田舎の一軒家(の方が速い)
  外からアクセスしてくれる人にはOCNのスピードの問題は残る

 もちろん,みんながサーバを立ち上げるような必要は全くないわけですが,イン
ターネットの本質は常時接続であることとサーバが自分のところにあることの2点
で,これは何も自分の意見ではなくいつもどこでも言われてきたことなのですが,
これまでは実感としてわからなかったことが何となくわかってきたかなという報告
です.これは,医師会でサーバを持つ意義はということへの一番簡単な答えなので
すが,これだけではインターネット自体を知らない人への説得材料にはならないの
ですね,残念ながら.

------------------------------------
 久芳 康朗  くば小児科クリニック
 031-0823 青森県八戸市湊高台1-12-26
 Kuba Yasuro, Kuba Pediatric Clinic
 yasuro@kuba.gr.jp
 http://www.kuba.gr.jp/
------------------------------------
(メールアドレスを変えました)