会議室:「くば小児科BBS」
またまた時事問題です(いいぞ、段々難しくなってきた)。 でも、こういったニュースって全国にどれくらい伝えられているんでしょう ね。今回は毎日新聞のメールニュースからの引用ですが、私は毎日新聞を購 読している上に保存のために地方版のメールニュースも購読している優良 (有料?)読者なので、例によって無断で引用してしまいます。 (毎日の青森支局の方、これを読んだら連絡下さい) 長くなるので先にコメントをつけますね。 >中間貯蔵施設ができると、核燃サイクル事業の行き詰まりか >ら使用済み核燃料が半永久的に保管される危険性を指摘した。 もちろんそうなのですが、別に行き詰まらなくても、最初からその「中間貯 蔵」(←こんな日本語最初からないよ)施設から核のゴミがすっかりなくな るなんてことは誰も言ってないでしょ。出入りはあるにせよ、ずーっと中間 的に貯蔵し続けるんだから、ずっとあるということ。つまり半永久的。 簡単じゃん。 WEB東奥の井戸端会議に、使用済み核燃料の熱で融雪すればいいと書いている 人がいましたね。良いところに目を付けましたね、逆転の発想ナリ。 …………………………………………………………………………………………… ◆使用済み核燃料、本格搬入3回目 過去最大量の2日がかり …………………………………………………………………………………………… ◇日本原燃再処理工場で 中部電力浜岡原発(静岡県)と東京電力福島第2原発(福島県)の使用済み核燃料 計31トンが7日、六ケ所村のむつ小川原港に係留中の専用輸送船「六栄丸」から陸 揚げされ、日本原燃の核燃料再処理工場に運び込まれた。使用済み核燃料の本格搬入 は3回目。過去最多の量で、前日から2日がかりの搬入作業となった。 搬入した使用済み核燃料は浜岡原発の11トンと福島第2原発の20トン。核燃料 を積んだ六栄丸は6日に入港し、前回使用した空の輸送容器4基を積み込んだ。 7日の搬入作業は午前9時15分から始まり、核燃料の入った輸送容器5基を大型 クレーンで専用トレーラーに移し替えた後、再処理工場へ陸送した。 港のゲート前では反対派の市民グループが「六ケ所に核のごみを押し付けるな」な どと抗議行動を繰り広げたが、作業は当初予定通り午後3時前に終了した。【新井敦 】 × × 県警は6日夜、専用輸送船警戒のための約20人、7日の搬入に約100人を動員 。7日午後2時20分ごろ、むつ小川原港の出入り口フェンス前に座り込んでいた反 対派4人を強制排除した。 …………………………………………………………………………………………… ◆使用済み核燃料の中間貯蔵施設で、市民団体「半永久的保管の危険性」を指摘 …………………………………………………………………………………………… むつ市が誘致を検討している使用済み核燃料中間貯蔵施設に反対する市民団体「下 北の原発・核燃を考える会」(石崎日出雄代表)は6日夜、中間貯蔵施設についての 講演会を同市の下北文化会館で開いた。核燃料サイクル施設立地反対連絡会議の諏訪 益一代表委員が講演し、中間貯蔵施設ができると、核燃サイクル事業の行き詰まりか ら使用済み核燃料が半永久的に保管される危険性を指摘した。 講演会には約60人の市民が参加。諏訪代表委員はウラン・プルトニウム混合酸化 物(MOX)燃料を軽水炉に装荷するプルサーマルの使用済み核燃料は、再処理する 技術がないことを強調したうえで、「最もやっかいな使用済み燃料がむつに貯蔵され ると、超長期的な保管になる可能性もある。これまでの原子力施設の事故から、中間 貯蔵も安全とは言い切れない」と話した。【湯浅聖一】
くば さんからのコメント
(2001年 3月 11日 日曜日 22:32:46)
前回の記事からの再引用ですが、 >中間貯蔵施設ができると、核燃サイクル事業の行き詰まりか >ら使用済み核燃料が半永久的に保管される危険性を指摘した。 さてさて、市長はどう答えたか? 引用を先にしてしまいますが、 >(再処理事業の進展については)考慮に入れる必要はない。 >再処理事業と中間貯蔵施設は一緒に議論するテーマではない これは詭弁とすら言えない。こういうのって、マトモな政治家(というより もマトモにものを考えられる人)の考え方で、万民に納得されるものなので あろうか? むつ市民がバカにされているだけでなく、青森県民全ての問題なのだが。。 下記は再び毎日のメールニュースから(引用の件に関しては前回の書き込み参照) …………………………………………………………………………………………… ◆核燃中間施設問題 再処理事業とは別−−むつ市長「一緒のテーマでない」 …………………………………………………………………………………………… むつ市の杉山粛市長は8日の市議会一般質問で、使用済み核燃料中間貯蔵施設問題 について「(再処理事業の進展については)考慮に入れる必要はない。再処理事業と 中間貯蔵施設は一緒に議論するテーマではない」と答弁し、先行き不透明な再処理事 業とは切り離すべきだとの考えを示した。市民には再処理事業の破たんで中間貯蔵施 設が事実上の最終処分地になる懸念もあり、市長発言は波紋を広げそうだ。 「再処理事業のめどが立たない中、使用済み核燃料が運び込まれると、むつが最終 処分地になる恐れがないか」との質問に答えた。市長は「再処理事業は再処理事業で 国や事業者が考えるべきだ。現在、外国で再処理してもらっているが、そういうこと も考慮に入れる必要がある」と話し、中間貯蔵施設とは別問題とした。 このほか、市長は「最終処分地と中間貯蔵施設とは性格が違う。県も青森を最終処 分地にしないと言っている」と述べ、県と足並みをそろえる考えを示した。 【湯浅聖一】