会議室:「くば小児科BBS」
2歳9ヶ月の子供の咳が今年2月から止まりません。 インタール吸入やテオドール服用をしましたが、吸入は効果無し(4ヶ月)で薬は切れるとまた咳き込みます。 ただ、咳をするのが興奮するときに多いようで、天気や時間帯は関係無いようです。昨年10月に下の子が生まれ、そう言った精神的なものからくるような気がしているのですがどうでしょうか。 咳はひどくはないのですが、ほとんど毎日しています。
くば さんからのコメント
(2000年 7月 28日 金曜日 16:46:04)
まずですね、 喘息なのかどうか 鼻が悪くないか その両者について、アレルギーがベースにないかどうか を経過を観察してもらいながら診断してもらって下さい。 (インタールもテオドールも喘息の治療薬であることはおわかりだと思いますが) 咳の原因としてベースに喘息があり、その誘因として他のファクター(ウイ ルス感染や天候など)により咳が出るのであれば理解できます。幼児の場合 は心理的因子を最初に考えることはまずありません。また、その場合でも上 記のように原因(元になる病気)と誘因(引き起こされるきっかけ)とはわ けて考える必要があります。 というわけで、まずは診断が先決でしょう。 喘息性気管支炎という中間的な病名がつく場合もあります。 喘息で治療を続けていて咳などの症状が続く場合は、治療のレベルをアップ することになるでしょう。
はなまま さんからのコメント
(2000年 7月 29日 土曜日 0:15:28)
コメントをありがとうございました。 実は顔を知らない人とメールをするのは初めてで とってもドキドキしていたのです。 たくさんのコメントを読んでからメールしたので平気だとは思っていたのですが、 「押し売りだったらどうしよう。」と少し心配でした。(ごめんなさい) 娘のことですが、インタールをくれた病院は「アレルギーの喘息」 と言っていました。「咳が出る間はインタールを。飲み薬ではのどの 炎症は治らない。咳のひどい日は何回吸入しても無害なので良いよ。」 と薦めてくれました。 この病院はアレルギーと小児科を専門にしているところです。 ただ特に何を調べるわけでもなく、胸の音を聞くだけでした。 テオドールをくれた病院は「喘息まで行っていないけど、その気がある。 子供は器官が弱いだけだからその内直る。 咳がでるのはしんどいから 薬を飲ませてあげて。」と言って、テオドールのほかに風邪薬と貼るタイプの 気管支拡張剤をくれました。もちろん、この病院にはそれまでアレルギーと 言われたことや、インタールをしたことも話してあります。 アレルギーというのは何か検査をして分かることなのですか? そうすると大きい病院でないとできないのでしょうか? 喘息の薬というと、なんとなく怖い気がしてしまって しり込みしてしまいます。 はやく良くなって欲しいのですが。。。
くば さんからのコメント
(2000年 7月 31日 月曜日 18:13:21)
週末ちょっと外出していたのでお返事が遅くなりました。 お子さんの状態は、文面から判断するに「軽症の喘息なのだが治療や管理が まだ十分でない状態」ではないかと思われます。 アレルギーの検査といっても、2歳ですと呼吸機能の検査などもできません ので、普通に行われるのは血液検査だけです。小児科ならどこでもできます。 (実際に検査するのは開業医でも病院でも外部の検査機関になります) 喘息の薬が怖いというのは、実は全く逆で、喘息の場合症状の程度に応じて 複数の薬(吸入と内服など)を組み合わせて治療するのが普通ですが、いく つかの薬を使って良い状態を維持することにより、結果的に薬を減らせるよ うになります。不十分な治療で症状が残っていることにより、更に悪化して 多くの薬を使わなくてはいけないようになります。 このへんのことは簡単には説明しきれないので下記ページの、 * ぜんそく予備軍 * 心配性の人には本を読んで欲しい * 気管支ぜんそくは悪循環病 * 薬を長期間続けても大丈夫なの? あたりをご覧下さい。 → 星川小児クリニック→こどものぜんそく