■ 小児気管支喘息の治療方針(原則)
- 喘息が慢性の炎症反応であるという捉え方から無症状時の管理を重視する.
- 定期的に受診して経過を観察する.
- 患者自身(家族)によるモニタリングを重視する.
- 発作増悪時の対応を患者毎に設定し指導する.
- ガイドラインに準じた標準的治療を行い,細部はアレンジして更に患者毎に相談し経過を見ながら決定していく.
- 症状・重症度に応じた段階的治療をおこなう.
- 小児の特性を勘案した総合的管理を目指す.
- 入院が必要な場合などは,二次病院との治療上の連携をとる.
- 患者教育や受診時の相談を最大限重視する.
- 夜間発作時の対応を行えるようにする.
(セルフケア,電話連絡・時間外診療)
- 薬物療法,環境調整,身体鍛錬の3本立てで治療を進める.